映画編 大竹しのぶ→夏目雅子「鬼龍院花子の生涯」
「作品に価値が見出せない」に五社監督憤激
戸田恵梨香→多部未華子「LIAR GAME」
降板理由は「松田翔太との共演拒否」だった!
主要キャストや監督の実力が興行収入に直結する映画界では、テレビドラマ以上にその選定には気を配っているはずなのだが、それでもピンチヒッターが立てられることは多い。突然の交代劇が吉と出ることも、凶と出ることもあるようで‥‥。
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映画界史上における最大の成功例といえば、89年に公開された「その男、凶暴につき」での映画監督“世界のキタノ”の誕生をおいてほかにはないだろう。
もともと同作は故・深作欣二監督(享年72)、主演をビートたけし(65)で話が進められていたが、条件面やスケジュールの関係で深作監督が辞退。これを受けて、脚本の書き直しを条件に、たけしがメガホンをとることになった。
妥協のない暴力描写などが話題となり、その後も日本を代表する映画監督として数々の作品を世界に放っている。
同じく、代役が成功したケースとして知られているのが、故・夏目雅子さん(享年27)の扇情的なヌードと「なめたらいかんぜよ!」の名ゼリフが有名な82年公開の「鬼龍院花子の生涯」。
夏目さんの代表作でもある同映画だが、主人公の松恵役については、当初、大竹しのぶ(54)の予定だった。
だが、大竹サイドが作品に価値を見いだすことができないとして辞退し、夏目さんに白羽の矢が立った。
夏目さんは当時、清純派女優として売り出し中だったが、ヌードや濡れ場にも果敢に挑戦して熱演を見せて、11億円にも及ぶ興行収入をあげる大ヒット作品となった。
故・五社英雄監督(享年63)は、「大竹しのぶにだけは負けたくなかった」との言葉を残している。
また、“お騒がせ女優”こと沢尻エリカ(25)の暴走で、ピンチヒッターを務めることになった女優2人に関しては、明暗がくっきりと分かれた格好だ。
08年公開の「ハンサム★スーツ」は、「別に‥‥」騒動により謹慎状態にあった沢尻の映画復帰作に予定されていたのだが、当の沢尻は夫の高城剛氏(47)と海外へ旅立ち、音信不通状態に。
そこで起用されたのが、沢尻の当時の所属事務所の後輩で、売り出し中の北川景子(25)だった。作品自体はそれほどの成果を上げることはできなかったが、ヒロイン役を演じた北川の評価はさらに高まり、同年から3年連続でフジテレビの“月9”に出演するなど躍進を遂げる。
逆に沢尻の代役がミソを付けたと言われているのが、今年2月に歌手・赤西仁との妊娠&結婚を発表した黒木メイサ(23)だ。
メイサは、モデルとして活躍後、厳しい演技指導で知られる脚本家の故・つかこうへい氏(享年62)の「熱海殺人事件・平壌から来た女刑事」で初舞台を踏むなど、所属事務所の英才教育のかいもあり、女優としてドラマ、映画、舞台として活躍。歌手デビューも果たすなど、将来を嘱望されていた。
ところが、独立騒動で所属事務所を解雇された沢尻に代わり、SMAP・木村拓哉主演の映画「SPACE BATTLESHIPヤマト」でヒロイン役を演じたあとは、なぜか勢いが失速。イケメン俳優との夜遊びがたびたび報じられ、昨年11月にはあびる優(25)の恋人でF1レーサーの小林可夢偉との“箱根温泉密会”が報じられるなど、沢尻ばりのスキャンダル女優に変貌し、そして今年2月のデキちゃった結婚に至る。メイサにとって沢尻の代役は転落への第一歩だった!?
こうした中、現在ピンチヒッターを起用して注目を集めているのが、今月3日から公開されている「LIAR GAME-再生-」だ。「LIAR GAME」シリーズといえば、ストーリーもさることながら、ともに連続ドラマ初主演となった戸田恵梨香(23)と松田翔太(26)のコンビも人気を集めて続編や映画化もされるなど、2人にとって出世作とも言える作品。
だが、なぜか最新作では戸田の代わりに多部未華子(23)がヒロイン役を務めることになった。「一説には、戸田が4月公開の『劇場版 SPEC~天~』のほうを選んだという話もありますが、配給会社は2作とも同じ東宝ですから、いくらでも融通は効くでしょう。お互いに気の強さで知られる戸田と松田の間には、以前から不仲説が流れ、戸田が松田を共演NGにしたという話もある。ストーリー展開を考えた時に戸田演じるヒロインの神崎直よりも、松田扮する秋山深一のほうを取ったということじゃないですかね」(映画業界関係者)
はたして、この代役は吉と出るのか、はたまた凶と出るのか!?
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