イタリア・ミラノで日本時間10月26日に開催される欧州最大級の音楽アワード「2015 MTV EMA」の「ベスト・ジャパン・アクト」部門にまさかのグループが選出。衝撃の結果に多くの音楽ファンが動揺している。
同部門にはBABYMETAL、SEKAI NO OWARI、ONE OK ROCK、三代目JSoul Brothers from EXILE TRIBE、でんぱ組.incの5組がノミネートされ、ウェブ投票で代表が決定。そうそうたる面々が出揃うなか、日本代表の座を射止めたのはなんと、でんぱ組。日本国内だけで考えると、知名度、ファンの総数など、ノミネートしたグループの中で最も劣っているのは明白。そんなグループが代表に選出されたことで、「いったい何が起こったんだ!」と不満の声をあげる人が多いようだ。
「欧州は日本のアイドル文化に関心を抱く外国人が多いため、アイドルを推すというチョイス自体は間違ってはいないと思います。もう1組のアイドルグループ・BABYMETALと比べると認知度や人気で明らかに劣るところはありますが、でんぱ組は今年7月にパリ、ミラノ、ロンドンの各所でコンサートを開催。じつは当地ではそこそこ名の知れた存在なんです。現地の記者によれば、なんら不思議な選出ではないそうですね。とはいえ、ノミネートされた他のグループと比べ、日本国内での知名度が圧倒的に低いのは確か。そんなグループに負けたということもあって、ひいきのアーティストの世界進出を夢見ていた三代目やセカオワのファンが『日本じゃ誰にも知られていないのに…』とかなりボヤいている。とくにセカオワは『進撃の巨人』の主題歌もあえて英語にするぐらい、海外制覇を視野にいれてましたからね」(音楽誌記者)
事実、でんぱ組への国内での評価も決して高いモノではない。6月に「ミュージックステーション」に初出演した際にもその評価は真っ二つ。パンチのある楽曲と一風変わったパフォーマンスが持ち味なだけにクセも強く、正統派が好きな日本人には受け入れられないケースも多いようだ。
ネット上でも祝福のコメント以上に、「日本の恥」「頼むからもう1回やり直せ!」「泣いた。本気で世界の終わり…」など、非難する声が続出した。
でんぱ組は現在、中国、台湾、韓国、東南アジアの各代表とアジア代表の座をかけた最終投票の真っ最中。散々な言われようのでんぱ組にとっては、欧州で賞賛を浴びて、それを足掛かりに日本中を見返してやりたいというのが本音だろう。