AKB48の公式ライバルとして誕生し、8月で結成4周年を迎えた乃木坂46。昨年叶わなかった紅白出場へ向けて今年はますます一致団結し、人気もまだまだ上昇中の彼女たち。そんな乃木坂46のグループ活動でのAKB48との大きな違いは、固定の劇場がないことが真っ先に挙げられるが、ファンの関心という意味でもっとも大きな違いは、選抜総選挙を行っていないことだろう。
選抜総選挙に関しては、今年5月までAKB48を兼任していた生駒里奈は昨年に経験済み。みごと14位にランクインし選抜枠入りを果たしている。そのためファンの間では常にといっていいほど、「握手会人気が生駒以上の白石麻衣や西野七瀬が参加していたら神7に入っていたのでは?」など、もしも乃木坂が選抜総選挙を実施したら結果はどうなるのかが、トークの話題となっている。実際、AKBグループのそれほど熱烈なファンではない一般の人の中にも、気になっている人が多いのではないだろうか。
現在の乃木坂46の握手会人気は、白石と西野が圧倒的で揺るぎない2トップといえる。それ以降の順位は地方によってはバラつきがあるものの、深川麻衣、橋本奈々未、衛藤美彩、秋元真夏、生田絵梨花といったメンバーたちが続いている。
「現段階で総選挙を実施すると、基本的には握手会の人気順に順当にランクインするはず。つまり、白石と西野の1位争いが確実です。この2人はAKBグループの選抜総選挙に出てもトップ争いができるほどの人気で、握手会は全ての部数を完売。売り上げスピードもほぼ同等と甲乙付け難い存在です。あえて勝負の分かれ目を考えるなら、一般認知度でしょうね。以前、雑誌『サーカスMAX』が一般男性300人を対象とした乃木坂46の人気投票企画を敢行しています。そこでは1人3票まで票を入れることができたのですが、生駒が約半数の130票を集め1位に。白石が108票で2位となっている。西野は3位にランクインしましたが、48票と上位2名に大きく離されています。この結果から、世間の認知度はまだまだ“生駒&白石=乃木坂”というイメージが強い。もしも乃木坂46の総選挙が実施されれば、1位が白石、2位が西野となる可能性が高いですね」(アイドル誌記者)
実際、ライブ会場での歓声の大きさ、推しタオルの比率から西野にはコアなファンが多いことがわかるという。一方、白石には握手会やライブには訪れないライトファンがかなり存在し、女性ファン数もグループ1位だとか。話せば話すほど気になってくるが、はたして乃木坂46の正真正銘のセンターは誰なのだろうか?
(石田安竹)