2011年8月に暴力団関係者との交際疑惑を理由に芸能界を引退した島田紳助。
引退から4年経ったいまでも、明石家さんまや松本人志が時折、テレビ番組で紳助の名前を口にするなど、まだまだ芸能界への影響力が健在であることに変わりはない。
「紳助竜介」として1977年にデビューして以来、お笑い界に一時代を築いた紳助だが、なんと現在、彼の著書が「教科書」になっているという。
「今年から紳助さんの本を『教科書』として生徒に読ませています」
と語るのは、都内のお笑い芸人養成学校で教鞭をとる放送作家である。
「ブラックマヨネーズの吉田やウーマンラッシュアワーの村本ら多くの売れている芸人が、繰り返し読んで参考にしたという紳助の“とてつもない名著”があるんですよ」
そう言って教えてくれたのは紳助の著書「自己プロデュース力」。2007年に大阪NSCで開催された紳助の特別講義の内容を収めた本だという。
「自分の能力を『X軸』、世の中の流れを『Y軸』として『それをどれだけ近づけていけるか』が売れる秘訣である、といった理論を紳助さんは展開しているんです。まさにお笑いの教科書としてこれ以上の本はありません」(前出・放送作家)
“ブレイク芸人の裏に紳助の教えあり”のようだ。
(白川健一)