初回こそ視聴率がよかったものの、回を追うごとに右肩下がりになっている連ドラ「サイレーン」(フジテレビ系)。それでも絶世の美人殺人鬼・橘カラを演じる菜々緒にとってこのドラマは、代表作と呼べる作品だろう。
「レースクイーンからタレント、タレントから女優へとステップアップしてきた菜々緒のことを妬んで、陰で“成り上がり”と呼んでいるタレントもいますが、私はあえて“のし上がり”と呼びたい」
と語る芸能事務所関係者がこう続ける。
「菜々緒は代役が回ってきた時こそ、実力以上のパワーを発揮する。タレントとして注目されるきっかけとなったのも、深夜のバラエティ番組『くだまき八兵衛X』(テレビ東京系)を突然降板した司会の優香の代役。その時はまさか彼女が連ドラに出演するような女優になって、主演女優を食うまでになるとは思っていなかった。いちばん驚いているのは代役を渡した優香かもしれません」
さらに菜々緒は、天海祐希の代役で16年1月公開の映画「さらば あぶない刑事」にも出演する。芸能界ドリームを地で行くガッツで、今後もますますのし上がりぶりを見せてほしい。