現在、とんねるずのレギュラー番組は「みなさん──」のみ。4月の終了以降に新番組で仕切り直す予定はあるのか。フジ局員はこう話す。
「小堺さんには週1の番組を任せるようですが、とんねるずの場合は特にないようです。今年の元旦、とんねるずの司会で放送した『オールハワイナイトフジ2015』は平均視聴率4.4%と大惨敗。新番組をしたところで‥‥」
視聴率の他にも打ち切りにしたい理由があった。
「『みなさん──』の制作費は1本3000万円。そのうち、とんねるずのギャラは破格の800万円。フジは今年上半期の決算で初の赤字に転落しており、ムダな出費は削りたいのです」(フジ幹部)
来年で結成36年を迎える中、このままテレビから姿を消し、コンビ解散も現実味を帯びてくるのか。芸能プロ関係者はこう語る。
「タカさんとノリさんはプライベートで一緒にいることはありません。楽屋も別ですし、番組が終われば、それぞれ後輩を連れて飲みに行く。ただ、関係は良好で、お互いが“わかりきっている”感じです」
過去には意見が衝突して、大喧嘩したこともあったそうだ。
「芸人として本格的に仕事を始めた頃、笑いに真面目なタカさんが、あまりやる気を見せないノリさんに激怒。夜の公園でタイマンをしました。タカさんが顔面を殴ってぶっ飛ばしたあと、倒れたノリさんの顔を蹴り上げてKOしたそうです」(芸能プロ関係者)
それが原因で解散危機に直面したが、石橋が謝罪してことなきを得た。11年年末に放送されたバナナマンのラジオ番組に石橋が飛び入り出演した際には、
「木梨憲武のほうが資質は上。たぶん、これから10年、20年したらすごいスーパースターになる」
と語ったこともあり、今後も解散はないと見られている。
「石橋の奥さんで女優の鈴木保奈美さん(49)は子育てが落ち着いて仕事を始めています。そのため、家庭の台所事情は安泰。保奈美さんとの約束で、定期的に外食と誕生日プレゼント、家族旅行を守ってくれれば、帰宅が遅くてもとがめられることはないそうです」(お笑い関係者)
実は、これまでささやかれた打ち切りの話は、石橋の耳にも届いていた。親しい番組関係者にはこう話していたという。
「『これまでフジテレビにはずいぶん貢献してきただろ‥‥』と、寂しそうに漏らしていました。それでも、レギュラー番組がなくなったら、『制作会社でも作ろうかな』と、次なる野望を語っていました」
みずからの火種で打ち切り騒動に発展した「セクハラ事件」は、どんな結末を迎えるのか──。