12月20日に最終回を迎えた2015年一番の高視聴率ドラマ「下町ロケット」(TBS系)にも出演していた実力派俳優の新井浩文が、人生で初めて財布を紛失したことをツイッターで19日に報告した。
新井は直後に「齢36にして無一文です。誰か週明けまで養って下さい。少年ジャンプも買えません」とツイートしており、ユーモアを織り交ぜつつも、かなりの非常事態であることを明かしている。
というのも、カード類や身分証明書も全部財布の中に入っていたため、身分証がないことでカードを再発行することもできないという苦境に立たされていたようだ。
新井は三菱東京UFJ銀行のカードを所有していたようで、同銀行の喪失受付センターに問い合わせたようだが、当然その際も身分証がないため、大苦戦。そこで新井は「阿部(寛)さんと一緒に下町ロケットでてるんですけど身分証明になりませんか?」と同銀行のCMに起用されている阿部寛の主演ドラマに出演していることが身分証明にならないかと理不尽なお願いをしたという。それについては「ご来店される支店の判断によります」と、ハネつけられたようだ。
新井はこの対応について、「うち阿部さんと3本共演してんじゃん。身分証明になるじゃん!」とツイート。理不尽であるということを理解していても、ついブチまけてしまったという。
そんな新井の言動に「佃社長(阿部)に冷たくあたるからダメだったんじゃないですか?」など、いろいろな意見が飛び交っている。
「完全にネタとして受け入れている人が多かったようですが、一部からは『芸能人だからって特別扱いあると本気で思っていたとしたら最低』『勝手に失くしておいてけっこう怒ってるね。ちょっと嫌いになった』『全員が観てたわけじゃない』など、顔パスを使おうとした高慢ぶりを批判している人もいるようです」(週刊誌ライター)
個人情報は企業にとってもかなりデリケートな問題だけに、顔パスが通用するわけもないのだが、注目される芸能人だけに真面目に仕事をしている一般人を困らせる言動は慎んだほうが得策かもしれない。
(佐伯シンジ)