1月10日にスタートしたNHK大河「真田丸」。主人公の真田信繁(幸村)を演じる堺雅人、その兄・信幸を演じる大泉洋を中心に展開した第1回は、視聴率は19.9%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)と、惜しくも大台には届かなかったものの、好調なスタートを切った。
「兄弟の安定した演技はもちろんですが、脇を固める役者が素晴らしい」
と語るのは民放テレビ局関係者だ。
「2人の父・昌幸役の草刈正雄が見せる硬軟織り交ぜた演技、そして真田家が仕える武田勝頼役の平岳大が見せる、大将としての矜持と哀愁。ストーリーも大河ドラマの王道である戦国時代の歴史活劇で、今後視聴者が伸びてくるだろうと思われます」
この大河、放送前から特にゲームファンの間で話題になっていたのが、戦況を伝える「3D地図」だ。
「歴史ゲームの金字塔である『信長の野望』のプロデューサーであるシブサワ・コウ氏が監修なんです。第1回に登場した地図に、『信長~』ファンは即座に反応。『予想以上に信長の野望』『見慣れてるからわかりやすい』『武将ウィンドウはいらんだろ』『そのうち能力のステータスも表示されるよ』など多数のコメントが書き込まれて盛り上がっています。おおむね好評で次回以降の期待値の高さがうかがえます」(週刊誌記者)
さまざまな角度で話題になるのも人気の条件だが、戦況地図が話題になったことは、おそらくNHK大河史上初めてだろう。今後の地図の動きにも注目だ。