スポーツ

サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「エイシンヴァラーの初重賞制覇だ」

20160204zz

 東は今週から東京に舞台を移して「根岸S」が行われる。過去5年で3度、10万円以上の高配当が飛び出す中穴傾向だけに、一筋縄では収まりそうもない。一方、京都の「シルクロードS」は、ビッグアーサーのハンデが鍵。

 今週から東京開催。開幕週のメインは、この根岸Sだ。ご存じのようにGIフェブラリーSの前哨戦(1着馬に優先出走権)で、地方馬の出走枠もある。

 03年に馬単が導入されてからの過去13年間で、1番人気は3勝(2着3回)。2番人気は1勝(2着1回)。馬単で万馬券は5回(馬連2回)。

 本命サイドで決まることは少なく、中穴傾向にある重賞と見ていいだろう。

 年齢を重ねても活躍し続ける息の長い馬がダート界には多い。今回も10歳のマルカフリートを筆頭に、9歳のアドマイヤロイヤル、そして8歳が5頭も出走してくる。

 しかし、GIの前哨戦ともなると、激しい競馬になること必至。肉体的な若さ、充実度がモノを言う。これまでの13年間、8歳以上で連対した馬はいない。前述した古豪たちは、厳しい競馬を強いられるということだ。このへんは頭に入れておいたほうがいい。

 競走馬として完成期を迎える5歳馬の強さ(4勝、2着8回)が目立つレースで、6歳(4勝、2着3回)、7歳(3勝、2着0回)がこれに続く。4歳馬(2勝、2着2回)も健闘してはいるが、古馬の地力が勝っている、ということだろう。こうしたデータを念頭に、勝ち馬をあぶり出してみようか。

 顔ぶれを見渡してみてわかるのは、これからの活躍が見込まれている馬が有力どころになっていることだ。それだけに見応えある熱戦になること請け合いだが、力が拮抗していると見られるだけに、馬券的には難解である。

 それでも最も期待を寄せたいのは、エイシンヴァラーだ。

 前走のカペラSは8着と1番人気を裏切る結果となったが、これで評価が下がるようなら穴党としては歓迎だ。敗れたといっても勝ち馬との差はコンマ3秒。昇級初戦で初めての重賞。ややテンションが高かったことを思うと、3カ月半ぶりの前々走を勝った反動(2走ボケ)があったのかもしれない。そうであれば、巻き返しは大いに期待できるというものだ。

 前走後はここを目標にじっくりと乗り込まれ、落ち着きを取り戻して好気配。見違えるばかりの状態のよさだ。

「馬体がふっくらとして、稽古の動きが滑らか。前走の比ではないですよ」

 こう厩舎スタッフが口をそろえるほど。1週前の追い切りでは、しまい重点にすばらしい動きを披露していた。

 この根岸Sを連覇したサウスヴィグラスを父に、パワーが売り物のシンボリクリスエスが母の父。そしてエイシンルーデンス(重賞2勝)が祖母という血統のよさもあり、初の重賞制覇のチャンスは十分。左回り(中京で勝利)もスムーズで、初の東京も問題ない。充実の5歳馬。力を要する良馬場なら大きく狙ってみたい。

 シルクロードSはハンデ戦。ひと波乱あっていい。

 狙ってみたいのは、セカンドテーブルだ。一本調子の面があった馬だが、前2走のレースぶりがよく、進境が見られる。体が一回り大きくなり、抑える競馬が板についてきたとなれば、これからの活躍も期待できるというもの。

 そもそも京王杯2歳Sを制した、れっきとした重賞勝ち馬。能力の高さは確かだ。恐らくハンデは53~54キロ。前走の別定戦は55キロでコンマ1秒差の3着。相手は強くなるが、良馬場なら“一発”があっていい。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「趣味でUber Eats配達員をやってる」オードリー若林正恭に「必死の生活者」が感じること
2
ラモス瑠偉「W杯惨敗サッカー日本代表コキ下ろし」に抗議電話15万5000件/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
3
DeNA大型新人・渡会隆輝「とうとう2軍落ち」に球団内で出ていた「別の意見」
4
桑田真澄に「偉業を全て盗まれた」同級生の元バッテリー捕手が明かす「ほとんど完全試合」時代
5
「キスしてる?」質問にフジテレビ・井上清華が衝撃「赤面もじもじ返答」の「まさか!」