1月26日、元お笑いコンビ「キングオブコメディ」の今野浩喜が、出演する舞台の初日記者発表に登場した。昨年12月26日に元相方の高橋健一被告が東京都内の高校に進入して女子高生の制服など24点を盗んだとして逮捕されて以来、初めて公の場に姿を見せたことになる。
今野は「ご迷惑をおかけしましてすみませんでした」と謝罪。高橋被告について「いろいろな人に迷惑をかけたことへの怒りはある」と心境を吐露した。さらに、コンビ解散後は「俳優の仕事しかしていない」と、芸人としての先行きに不安をのぞかせたが、その俳優としての未来は思いのほか明るいようだ。
「今野はかねてより、決して“イケメン”ではない風貌と、10年に『キングオブコント』で優勝した実績もあるとおり、コントで磨いた演技力に定評があります。脇役ではありますが08年ごろからドラマに出演し始め、昨年は『下町ロケット』(TBS系)にも佃製作所の一員として出演。現在放送中のNHK大河ドラマ『真田丸』にも参加しています。まさに今、本職の役者もうらやむほど引っ張りだこ状態となっているんです」(民放テレビ局員)
今野には、あの北野武監督も落語や漫談ができる多才ぶりを高く評価。今後の今野を期待して自身が選ぶ「ビートたけしのエンターテインメント賞」で「激励賞」を贈っている。
降って湧いた人生の転機だが、特異な風貌と持ち前の演技力で、チャンスに変えられるに違いない。