1月30日に放送されたバラエティ番組「めちゃ2イケてるッ!」(フジテレビ系)の視聴率が4.9%だったことがわかった。ネットでは今回の番組内容に関して批判が殺到している。
「今回の『めちゃイケ』は、女性視聴者を獲得したいというテーマの元、お洒落な飲食店や、コスメ、ファッションをVTRメインで真面目に紹介するというものでした。スタジオパートでは女子力がない男性芸人と、女性芸能人らが言い争いをするという流れはあったものの、基本ベースは昼の情報番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)をなぞっただけのもので、パロディにすらなっていませんでした」(テレビ誌記者)
放送後、ネットでは「これを『めちゃイケ』でやる意味あるのか?」「今回の企画はさすがに酷すぎる!」と従来の視聴者からは呆れられ、さらに番組のターゲットとなった女性視聴者からも「これなら『ヒルナンデス!』を観たほうがマシ」「中途半端」と酷評の嵐となった。
「今回の『めちゃイケ』は、女性を取り込もうとして、結果的に従来の固定ファンすら逃げ出す形となりました。過去、フジは27時間テレビで『女子力』をテーマにした際、歴代最低視聴率を記録しているにも関わらず、また同じテーマで爆死。このまま低視聴率が続けば、今年中に打ち切られる可能性は極めて高いでしょう」(前出・テレビ誌記者)
ここ数年、存在感の薄い新メンバーの加入や、カガリプロデューサーをメインにした企画に対する不評などで、ファン離れが止まらないと言われる「めちゃイケ」。
スタッフは新たな女性視聴者を獲得することよりも、まずは過去に観てくれていた番組のファンを取り戻すことを、考えたほうがいいのかもしれない。
(森嶋時生)