2月5日、自民党が今年の夏に行われる参院選の比例代表候補として、「SPEED」の元メンバー、今井絵理子を擁立する方向で動いていると報じられた。
今井は島袋寛子とともにメインボーカルを担当し、90年代中盤から、10代にして卓越したダンスパフォーマンスと抜群の歌唱力で人気を博した。だが、00年の解散後、期間限定の再結成を繰り返し、現在の活動は休止状態となっている。
今回、参院選に浮上した理由は、聴覚障害のある長男を育てるシングルマザーの立場から、社会保障政策の拡充をアピールするとともに、主に若い世代の浮動票を獲得する狙いがあると思われる。
しかし、そんな思惑とは裏腹に世間の声は手厳しい。
「あからさまな客寄せパンダ扱いだと認識されています。ネット上には『これだから政治不信になる』『子供も大きくないのにそんな余裕あるか!』『当選しようものなら国民の責任』など、見渡す限り賛同の声は見つかりませんね」(芸能ライター)
さらに別の見方を指摘する意見も。
「表向きは社会保障や福祉のためとうたっていますが、今井さんは沖縄出身。基地問題で現政権に批判的な沖縄の票を拾うつもりではないでしょうか。本当に拾うべきは、票ではなく声のはずですが」(政治部記者)
現段階で、所属事務所は報道を否定しているが、もし出馬することになれば、今井は沖縄問題についてどんな持論を述べるのだろうか。