「家庭教師と教え子」という禁断のラブシーンが好評だったのは、14年に放送された広末涼子(35)主演の「聖女」だ。
「広末が演じた緒沢まりあは、世間を騒がす連続詐欺・殺人事件の容疑者。その弁護をすることになったのは、かつて肉体関係を持った、中村晴樹(永山絢斗)でした。高校時代に晴樹は家庭教師のまりあにホレ、勉強を教えてもらっている最中に告白してしまうのです」(放送担当記者)
そのシーンを振り返ろう。
「先生のこと何も知らないけど、誰にも渡したくない」
そう思いを告げた教え子が気持ちを爆発させるように広末に抱きついていく。
「ダメ、晴樹クン‥‥」
一度は体を押しのけたが、突然、今度は広末のマグマに火がつき、教え子の唇を激しく奪う。場面は変わり、ベッドの上にあおむけになった広末に教え子が覆いかぶさると、優しく口づけを何度も交わす。淫靡な音が何ともたまらない。続けて、白いスリップから肌をあらわにした広末は、胸元を愛撫されると、ウットリとした表情で快楽に身を委ねるのだった。
「広末さんは犯罪者役なので、演出家は激しいセックスより謎めいた幻想的なイメージで官能場面を表現したかったそうです。ベッドシーンは広末さんが永山さんをリードしていて、『やっぱり実生活での経験が違うな』と、スタッフから感心する声が上がっていた」(ドラマ関係者)
プライベートでは、9歳離れた俳優の佐藤健(26)と岩盤浴不倫デートが報じられたこともあり、年下を手のひらで転がすのは、造作もないようだ。
13年放送の「ガラスの家」は、「セカンド──」と同じく大石静氏の脚本ということもあり、放送前から過激濡れ場が期待されていた。
井川遥(39)が扮する玉木黎は、飛行機事故で両親を亡くすが、同じ事故で妻を失った財務官僚の澁澤一成(藤本隆宏)と出会う。藤本には成人した長男と次男がいたが、結婚して一緒に暮らすことになった。
そんなある日、夫は長男が井川に恋心を抱いていることに気がつく。それに嫉妬した夫は、井川をベッドに押し倒した。裸の状態で乳房が枕に押しつけられ、執拗にいたぶるような愛撫を続ける夫。井川は体をくねらせながら、愉悦と困惑の表情を浮かべる。そしてうつ伏せのままバックの体勢で責められるが、隣の部屋に長男がいるため、必死にアエギ声を押し殺す。
「井川さんの白磁のような美しい肌に、演出家が言葉を失うほどでした。夫役の藤本さんはふだんは野性的で体格もいいのですが、『俺のような者が肌に触れて、すみません』と恐縮しきりでした」(ドラマスタッフ)