女優の高畑充希が3月1日、かんぽ生命の新CMキャラクターに就任。前任者の能年玲奈に代わり、テレビCMなどで保険商品をアピールしていく。今回の交代劇では能年の今後ばかりが話題になっているが、CM事情に詳しい芸能ライターは、高畑が所属事務所のホリプロから高評価を受けていることに注目したという。
「能年の降板が契約期間満了によるリニューアルと説明されているように、かんぽ生命のCMキャラクターは2年契約が基本。つまりホリプロとしては2年後も、所属タレントの高畑に責任を持つと保証したのも同然です。24歳と結婚適齢期の高畑ですが、今後2年間は結婚のケの字も出ないでしょうね」
1年契約が基本の企業CMだが、2年契約となると契約時のプレッシャーは相当なものとなる。その2年間は絶対に独立も解雇も不可能なうえ、結婚や交際発覚も基本的にはNGだ。そのためタレントと事務所の間には強い信頼関係が必要となるのである。そんな2年契約にまつわるエピソードを前出の芸能ライターが教えてくれた。
「某金融機関が2年契約を前提に、さまざまな事務所に対してCMキャラの可能性を打診しました。そのなかでグラドルが数多く所属する大手事務所が『2年後の保証はできない』として、打診そのものを断ったのです。金融機関のCMキャラはギャラもイメージも良い仕事ですが、契約破棄のリスクを恐れて打診を断ったのは立派な経営判断だったと言えそうです」
高畑は6年間にわたって舞台「ピーター・パン」で主役を務め、その間は毎日同じ時間に寝るというストイックな生活を送っていたという。そんなプロ意識で事務所から「2年後も女優として安泰」という高い信頼を勝ち取ることができたようだ。
(白根麻子)