フィギュアスケートの「世界ジュニア選手権2016」で本田真凜選手が優勝の快挙を果たし、「ポスト浅田真央」と盛り上がっている。本田だけではない、15歳の樋口新葉が3位、14歳の白岩優奈も4位と好成績をおさめ、次世代の女子フィギュアに寄せられる期待は大きい。しかし、簡単に日本が世界の主軸になれるというわけではないという。
「今回の世界ジュニアでは、有力な優勝候補だったジュニアGPファイナルの優勝者、ロシアのポリーナ・ツルスカヤがSP当日の直前練習で捻挫して棄権。さらに、SPで本田真凜と同点1位に並んでいたロシアのアリサ・フェディチキナ選手もFS直前にケガをして、こちらも棄権となったんです。この2人がいなかったことが本田真凜選手には幸いしました」(スポーツ紙記者)
運も実力のうちとはよく言うが、今回の大会では2位にもロシアの選手が入っており、日本に独占させてくれるほど甘くはないのだ。
「今後のフィギュアスケートの趨勢はロシアと日本の闘いが中心になっていくことでしょう」(前出・スポーツ紙記者)
早くも芽吹いた次世代選手たちのこれからに注目だ。(芝公子)