累計6000万部超の人気漫画「鋼の錬金術師」(ハガレン)が実写化されるとの報道が伝わり、原作ファンを混乱させている。一部のニュースサイトが報じたところによると、主役の青年エドワード・エルリックを演じるのはHey!Say!JUMPの山田涼介。この人選にはファンから失望と落胆のオンパレードだ。
いわく「ハガレンを汚さないでくれ!」「山田って誰だよ‥‥」「ジャニーズだなんて不安でしかない」「なんでド素人なのか」など、山田の起用に対する反発は相当なものとなっている。そんな不安の声に関して映画ライターはこう語る。
「人気漫画のファンが実写化に反発するのはよくあることで、『進撃の巨人』もそうですし、それこそ山田が主演した『暗殺教室』もそうでした。ただ、その2作品ではストーリーの核となるのが人間以外の存在だったのに対し、ハガレンの場合は金髪の美少年であるエドワードが何よりも重要な存在。そんな重要なキャラをジャニーズタレントが演じることへの嫌悪感は、そう簡単には払拭できないでしょうね」
早くも前途多難な山田の起用だが、そんな彼はエドワードとの共通点を持っているという。一つは山田のメンバーカラーである赤だ。エドワードは赤いコートをトレードマークとしており、原作ファンにとってもエドワード=赤というイメージが強いため、赤が似合う山田はイメージ通りと言える。そしてもう一つの共通点は、原作者自身も重要視しているポイントだという。ハガレン好きの芸能ライターが教えてくれた。
「それは身長です。エドワードは背の低さにコンプレックスを抱いており、原作者も実写化されたときの役者について質問されたとき、“身長で決定”という理由から“猫ひろし”と答えていたほど。その点、山田は公称165センチですし、実際には160センチそこそこと言われていますから、まさにピッタリの人選と言えそうです」
身長が最重要要素だとしたら、165センチ未満という俳優はそうそういるものではなく、山田に白羽の矢が立つのも納得だ。そんな山田が本当にハガレンで主役を務めるなら、エドワードのチャームポイントで、背の低さをカバーするための“アホ毛”をお忘れなく。
(白根麻子)