JRA(日本中央競馬会)で16年ぶりの女性騎手として注目を浴び続ける“ななちゃん”こと藤田菜七子騎手。JRA開催のレースではまだ未勝利だが、騎乗依頼は殺到。その一挙手一投足に多くの視線が注がれている。
人気者だけに、ネット上では彼女を“とやかく言う”スレッドが立ちまくっている。そして、必ずといっていいほどアップされるのが「アヤメにそっくり」というコメントだ。
「たぶん髪型と面長の顔ということでしょうが、デビュー当時から剛力彩芽に似ているとは言われていましたね。元騎手の細江純子さんもテレビで『剛力さんに似てて可愛くて‥‥』なんて紹介していました」(エンタメ誌編集者)
ネット上で「アヤメにそっくり」とコメントされると、次にくるのは「2人ともブサくね?」「いやいや、2人とも可愛いよ」「どっちもゴリ押しされているのは同じ」「似てるのは認めるが剛力は全然響かない。ななちゃんは最高!」などといった比較コメントだ。
「大方の人たちは、見た目が似ているところは認めつつも、やはり『愛嬌』『素朴さ』『紅一点の強さ』で藤田騎手の圧勝という結論に達しているようです。剛力といえば、事務所の“ゴリ押し”でファン離れが加速しましたが、藤田騎手も早々に芸能事務所に所属したことで、『まだ早い!』と批判の声が上がり始めています。騎手として認められるためにも、そろそろJRAでの勝利が欲しいところでしょう」(週刊誌記者)
先日もライバル心をむき出しにした同期新人に競られ(馬は競られ過ぎるとスタミナを消耗することが多い)、人気馬を凡走させてしまったレースもあった藤田騎手。注目されることを嫌がる騎手など一人もいないが、勝てない焦りが出てくる可能性は大いにある。
「4月から騎乗馬を選んでくれるエージェントも付きますし、注目の騎手ですから“ゴリ押し”すればチャンスはもらえるでしょうね。一流騎手が勢ぞろいするGIシーズンの関東や関西ではハッキリ言って厳しいですが、参戦が予定されている裏開催の福島(4月9日~)や新潟(5月)なら2つか3つは勝てるような気もします」(競馬記者)
勝てないまま“ゴリ押し”が続き、最終的に「競馬界のアヤメ」と呼ばれてしまうことだけは回避してもらいたいものだ。
(西村俊二)