昨年、圧倒的な強さを見せて日本一に輝いた、プロ野球のソフトバンクホークス。今年も圧勝は間違いなしと9割以上の評論家たちが1位に指名。
ところが、開幕11試合で3勝6敗2引き分け。予想に反しスタートダッシュとはいかなかった。しかも投手陣が17失点と炎上した7日のロッテ戦の翌日、昨年8月の手術から復活を目指している、元メジャーの松坂大輔投手が発熱で2軍の練習を休んだとスポーツ紙が報道。これがチームの状況にストレスが溜まっているファンの神経を逆撫でしたようだ。
「頼むからもう引退してくれ」「金目でぶくぶく太ったデブ」「こんな役立たずに毎年4億円もくれてやるなんて、球団のイメージが悪くなるだけ」「自民党はなかなか議員削減しないけど、野球がファンのことを考えるなら賭博以外でもふざけた給料ドロボーは削減してよ!」「ホークスファンの間では松坂は唯一の汚点、禁句です。もう報道しないでほしい」など、擁護する声は皆無だ。
「チームの星勘定は、弱いセリーグと当たる5月の交流戦から一気に巻き返すだろうと楽観視されていますが、松坂に関しては熱烈な福岡のファンもずっと納得がいっていない。これだけ力があるチームに、昔の名前だけで高い給料もらう不良債権のような選手は要らないというわけです。事実、今年もまだ2軍戦でも登板できていません。ですから、試合結果がチグハグの今の時期に発熱程度で練習を休む松坂の名前が報道されることに嫌悪感を示している人が非常に多い」(スポーツ紙記者)
ファンの間では、去年の快進撃も松坂がまったく当番しなかったおかげだという皮肉もあるほど。もはや名前を耳にするだけで野球ファンを嫌な気持ちにさせる、かつての大スター。引き際を見誤って、かつての実績を台無しにしないことを祈るばかりだ。
(中里けい)