芸人の加藤浩次が、お笑いコンビ「極楽とんぼ」の復活について口にした。4月10日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)にて加藤は、2006年に少女との性的問題を理由に吉本興業から契約解除された元相方の山本圭壱に触れ、「できることならやっぱりもう一回やって決着つけたい」とコメント。これにはお茶の間からも批判の声があがっているが、お笑いに詳しい芸能ライターもコンビ復活について否定的だという。
「表舞台から10年も遠ざかっていた山本は、今や完全に過去の人。しかもすでに48歳ですし、たとえ大物芸人の加藤がサポートしても、現在のお笑い界に居場所はないでしょう。ファンにとっては見知らぬオッサンに過ぎませんし、若手芸人から見れば扱いの面倒くさい先輩として、まともな絡みができないことは目に見えています」
とはいえ、お笑いの世界では実力が物を言うはず。48歳という年齢に関しても、40歳でようやくブレイクした永野という例もある。
だが、前出の芸能ライターによると、永野にとってこれが初ブレイクだったことが幸いし、本人さえ謙虚にしていれば、周りも新人扱いしやすいのだという。それに対して山本のように売れた経験を持つ芸人では、若手と同じ舞台に立つのは難しいと指摘する。
「4月9日放送の『ゴッドタン』(テレビ東京系)に出演した芸歴18年のマシンガンズは『売れるのが怖い』と語っていました。自分たちより若い芸人が活躍しているなか、『自分がその場で同じことができるのか?』と思うのだそうです。活動を続けている彼らでさえそうなのですから、10年ものブランクがある山本に活躍できる場があるとはとても思えませんね」
それでも山本がお笑いの世界に復活したいのであれば、コンビではなく一介のピン芸人から始めるべきなのかもしれない。
(金田麻有)