歌手デビュー10周年を迎えたMay J.が4月13日に放送された情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ系)のVTRに登場し、世間のバッシングに苦悩した過去を語った。
カラオケ番組への出演をきっかけにその歌唱力が徐々に評価され、注目を浴びるようになったMay J.。映画「アナと雪の女王」の主題歌「Let It Go ~ありのままで~」でその知名度が急上昇したが、カバーソングばかりを歌っていることを叩かれ、「また、カバーかよ! ムカつく」「ドヤ顔でカバーソング歌ってんじゃねえよ」といった批判を浴びせられ、一人で泣いていたことを打ち明けた。
そんな彼女だが、最後には「私が乗り越えていかなければいけない」とあくまで前向きにとらえ、これからも歌い続けていきたいことを宣言しVTRは終了。しかし、今回の放送がアンチの気持ちを煽ってしまったようで、「じゃあ、カバるのをやめればいい話だと思うけど‥‥」「この手の話って何回か聞いてる気がする」など、釈然としていない批判めいた声が相次いでいる。
「番組では過去の批判を“理不尽な批判”という言葉で説明していましたが、カバーばかり歌っているという部分に関しては残念ながら事実。叩かれないためにはやはりオリジナルで勝負すればいいのでしょうが、本人も周囲もそれではヒットを出せる自信がないのでしょう。心ない批判も多いので気の毒ですが、テレビに出て被害者ヅラをすると余計にバッシングを食らいます。このまま人気を保ち続けたいなら、カラオケ時代が生んだカバー歌手として歌い続けるしかないと思いますよ」(エンタメ誌ライター)
真面目な性格という声もあるだけに、批判に反論もできず心を痛めたことも事実だろうが、「まだ話題になっているだけマシ!」という炎上芸人並みのポジティブな精神を持つことが、今の彼女には必要かもしれない。
(田中康)