JR西日本が運営する京都鉄道博物館が4月29日、ついにグランドオープンした。鉄道ファンのみならず、一般の期待も高まるばかり。そこで、京都鉄道博物館の見どころを鉄道ライターの天野俊介氏に聞いた。
「一番の見どころは、転車台を中心に車両が扇状に並ぶ扇形車庫ですね。前身の梅小路蒸気機関車館から受け継いだもので、20両もの蒸気機関車が並ぶ様は圧巻。しかも、並んでいる蒸気機関車は、日本最大級のC62型トップナンバーや、デゴイチの愛称でお馴染みのD51型など貴重な車両ばかり。転車台に載せられた機関車がゆっくりと回転するシーンは迫力がありますよ」
天野氏によると、蒸気機関車が牽引する客車に乗車できる「SLのりば」もおすすめとのこと。
「大人の方にぜひ見ていただきたいのはトワイライトプラザです。2代目京都駅の駅舎の一部を再利用して作られた空間で、大正ロマンをたっぷりと感じることができます。引退したばかりのトワイライトエクスプレスが展示されていますので、旅情にひたっていただきたいですね」(天野氏)
ただGW期間は日本中の鉄オタが集まり混雑が予想されるので、6月になってからいくのがいいとか。