5月15日で放送開始50周年を迎える「笑点」(日本テレビ系)。今なお、時には20%以上の視聴率を記録することもある大人気番組だ。
立川談志、前田武彦、三波伸介、三遊亭円楽が歴代司会を務め、現在は桂歌丸が五代目司会者を務めてきたが、4月30日収録の50周年記念スペシャルで、その桂歌丸の引退が発表され、大きな波紋を呼んでいる。
桂歌丸といえば「笑点」の前身となる「金曜夜席」から出演している最古参の重鎮。ネットでも「歌丸さんいなくなるなんて!」「辞めないでほしい」という声が飛び交っている。
「しかし、歌丸師匠は現在79歳。『笑点』はライブ感を大切に、隔週の土曜日に2本ずつ公開録画を行っているのでまさに真剣勝負です。噺家たちをまとめていくだけでも大変なのに、ライブで失敗は許されませんから、相当の体力を必要とする仕事です。しかも歌丸さんは責任感が強く、病気と闘いながらずっと続けてきているのです。歌丸師匠が番組のためにどれだけ頑張っていたかを思うと、ファンも局側も引き止めることはできないでしょう」(芸能事務所関係者)
歌丸師匠は引退後も、終身名誉司会として番組直前に放送される5分番組「もう笑点」に出演するとのこと。いつまでも、元気な姿と笑いをお茶の間に届けていただきたい。
(大門はな)