長澤まさみ、武井咲ら有名女性芸能人のプライベート写真が大量に出回っている可能性が急浮上し、芸能界に衝撃が走っている。
5月18日、警視庁サイバー犯罪対策課が不正アクセス禁止法違反容疑で長崎県大村市の男を逮捕。警察の捜査によれば、男はパソコンを使ったハッキングにより、女性芸能人たちのプライベート写真を盗み見していたのだという。
ハッキングの被害者には、長澤、武井のほか、北川景子、紗栄子といった有名女性芸能人の名前がズラリ。犯人はパスワードを類推して、彼女たちのフェイスブックや写真保存サービスにログインし、本人しか閲覧できない写真にアクセスしていたのである。
100人以上の有名人が被害に遭っていたという今回の事件だが、今後、有名女性芸能人の「個人的なヤバイ写真」が大量流出の危機に晒されていると、専門家は指摘する。
「警察の発表から判断するに、被害者の尊厳に関わる『ハレンチ写真』が漏れ出ている可能性が極めて大きいと言えるでしょう。この事件、犯人の逮捕だけでは終わらないかもしれません」(セキュリティに詳しいITライター)
今回、ハッキングされたのはフェイスブックとアップルの「アイクラウド」だと言われているが、厄介なのは後者だという。ITライターが続けて指摘する。
「意図せずに写真がアップされることのないフェイスブックと異なり、バックアップ目的のアイクラウドは、スマホで写真を撮るだけで自動的に画像データがアップされてしまうのです。それゆえ、プライベートで撮影したスマホの写真はほとんどすべて流出したと考えていいでしょう。犯人はそのデータを複製して、逮捕前に知人に渡しているかもしれません。2008年に香港で人気女優の写真が大量流出した事件がありましたが、今回の事件はそれ以上の被害をもたらす可能性があります」
卑劣極まりないハッキング事件。被害が拡大しない事を心から祈りたい。
(白川健一)