生瀬勝久が21年ぶりにテレビ東京系のドラマに出演する。金曜深夜放送の「ドラマ24」枠で、同局では初の主演となる。原作は作家・福澤徹三氏の小説「侠飯~おとこめし~」で、就活中の男子大学生の命を助けたことから居候を決め込む極道の組長を演じるというのだが、この組長、こわもての顔に似合わぬ大変な料理上手で、残り物で絶品メニューをこしらえる天才だった。
「見どころは調理シーン。いかにおいしそうに見せるかが勝負どころです。当然、手際のよさもおいしさを演出するコツになる。生瀬抜擢の理由は何といっても料理を作り慣れており、テキパキしていること。趣味は料理と食べることですからね。生粋のインドア派で、自宅では家族のために料理の腕を振るうことも数多い。料理はみずからレシピを調べあげ、調味料の量まできっちり同じにするこだわりを見せています。食べごろの温度まで計算し、細心の注意を払って食卓に並べる完璧さで、家族にも大好評とか。得意料理は筑前煮というから、腕にはかなりの自信がありそう」(グルメライター)
生瀬といえば、「トリック」や「ごくせん」に代表される笑い満載の三枚目役が持ち味。今回はハードボイルド仕立て、クールでどシリアス、時に色っぽいというカッコよさ追求の二枚目路線だという。 スポーツ紙記者によれば、
「生瀬は4月クールの連続ドラマ『重版出来!』(TBS系)と舞台『8月の家族たち August:Osage County』を掛け持ち。高島彩とバラエティ番組のMCを務め、10月クールのNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』でヒロインの父親役を務めるなど、モテキに入っている。気分はイケイケドンドンですよ」(スポーツ紙記者)
料理上手な面が注目されたら、速水もこみちのように料理番組のカリスマに持ち上げられたりして。アラ還暦にして新たな魅力を発揮しそうだ。
(塩勢知央)