6月8日放送の「ナカイの窓」(日本テレビ系)で、約3カ月ぶりに陣内智則が出演。陣内といえば、同番組のハワイロケで、移動の飛行機がエコノミークラスだったことにクレームをつけ、出演者全員のチケットをビジネスクラスに変更させたとして、日本テレビを干されたという噂が流れていた。
番組では、「陣内ありえへんSP」と題して、「エコノミー事件」の真相に迫るとともに、陣内がいかに性悪な人間かがわかるエピソードを身近な人物が紹介。最終的には陣内の「ナカイの窓」卒業が発表されるというドッキリ企画が敢行された。
番組で陣内の楽屋に隠しカメラをつけて楽屋での様子を観察するというドッキリを行ったところ、陣内にバレてスタッフが土下座させられるなど、なかなかのドン引きエピソードが披露された。ただ、これは陣内を卒業させる方向に持っていくためにかなり盛りまくったエピソードだったようだ。最終的にみごとにドッキリに引っかかった陣内は、卒業を告げられボーゼン。ドッキリとわかったあとは安堵の涙を流していた。
番組の最後には、陣内について証言をした人物たちが日頃の陣内への感謝、ふだんの陣内がどれだけイイ人かがわかるエピソードを披露。美談に収まる展開で終了した。
ところが、視聴者の陣内に対するイメージは変わるどころか、よけいに胡散臭くなったという声が聞こえてくる。
「エピソードのほとんどは実話を元にしてかなり脚色したとのことでしたが、一時期、陣内が天狗であったことは本人も認めていますし、番組で紹介された弁当にクレームを出したことは事実だったそうです。藤原紀香との離婚騒動も陣内の家庭内暴力が原因であるとも言われていますし、その後の熱愛報道でも『男が遊ばないのは無理』といった発言もしていますからね。根っからの善人でないことは確か。少なくとも、今回の番組で女性からの好感度は上がっていませんよ」(女性誌記者)
実際に「エコノミー事件」も番組側は陣内からのクレームで100万円以上の出費を余儀なくされたのは事実のようで、ネット上からは「ヘラヘラ笑っていいヤツには全然見えないんだけど」「自分が快適に過ごすことしか考えてないって、どっかの都知事と一緒じゃん」など、批判は減っていない。番組企画の“イイ人”押しでイメージが覆えそうというのは甘かったようだ。
(佐伯シンジ)