水谷豊が6年ぶりのシングル「ありがとう」を6月30日に発売。同日からジョイントツアー「水谷豊×宇崎竜童~男と男の誰にも言えない、ここだけのラ・イ・ブ~vol.2」をスタートさせる。
ツアー初日の東京・かつしかシンフォニーヒルズ公演では、水谷の代表作「相棒」(テレビ朝日系)のレギュラーだった岸部一徳がゲスト出演する。岸部は俳優転身前、グループサウンズ「ザ・タイガース」のベーシストとして活躍していた。
「岸部は2011年の沢田研二のコンサートツアーや2013年の『ザ・タイガース』復活ライブツアーに参加するなど、演奏技術もパワーも健在です。水谷が岸部の演奏で気持ちよく熱唱する姿が見られそうです」(音楽ライター)
水谷が宇崎とツアーを行うのは5年ぶり。前回は全5公演と小規模だったが、今回は7月16・17・18日の東京・恵比寿ザ・ガーデンホール公演を含む7カ所10公演に拡大された。
「ユニークな顔合わせが注目を集めましたが、2回目でインパクトに欠けますよね。そこで『相棒』ファンが熱望しているのが、2代目相棒こと及川光博のゲスト起用です。水谷は7月2・3日に福岡・都久志会館で、及川は2日に福岡市民会館でライブを行うんです。2日のライブは開演17時30分で及川のほうが30分早くスタート。終わり次第、天神5丁目の会場から4丁目の水谷の会場に駆けつけられます。翌日の帰りの便を遅らせ、3日16時開演の公演に顔を出すのもありですね。ドラマ卒業後も映画版に起用されるほど、及川人気は根強いものがありますから。及川が登場すれば、水谷との不仲説も一掃でき、目玉のない水谷のライブに花を添えられるうえ、イメージアップにもなります」(テレビ誌記者)
ただ問題なのは、及川のスケジュールがタイトなこと。6月18日からNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」にレギュラー出演する及川は、全国ツアーを続けながら収録に参加。日曜は新幹線や飛行機の中での台詞覚えに充てているという。全ては及川が水谷のためにひと肌脱ぐかどうか、胸三寸にかかっている。
(塩勢知央)