アラフォーを迎えた松たか子(39)。その熟れた色香が、ドラマの撮影現場で爆発していた。みずから「“艶”着物」を追求する特訓の舞台ウラ言動を、独占キャッチ。先行公開しよう!
今夏7月4日に放送される特別ドラマ「ふつうが一番」(TBS系)に出演する松。プロデューサーは「渡る世間は鬼ばかり」などを手がけた、あの石井ふく子氏(89)だが、ベテランぞろいの制作スタッフをして「アラフォーの女盛りの色香がすごい」と評判だ。
ドラマは故・藤沢周平氏の実娘・遠藤展子氏の実体験を基にしたエッセイ「藤沢周平 父の周辺」(文藝春秋)と「父・藤沢周平との暮し」(新潮社)が原作。妻に先立たれて娘と実母の3人で暮らす藤沢が、松が演じる再婚相手・和子と出会い、小説家として身を立てていくまでの半生が描かれている。舞台となるのは昭和30年代後半からということもあり、着物のシーンが多い。現場で、
「もっと色っぽく見えるように」
と、“艶技”磨きに余念がない松を横目で見ていた、ある制作関係者が明かす。
「華奢で可憐なイメージが強い松さんですが、15年3月に第1子を出産してからは、腰回りの肉づきがパーンッと張り、着物の上からでもわかるくらいソソる体形になっています」
松は撮影の合間に共演の東山紀之(49)らと談笑しながら、
「芸者さんたちはこうやって着物を着ているのよ」
と言いながら、鏡の前でみずから着物を着崩した。緩めた襟からは、アップさせた髪の襟足や、ナマの真っ白なうなじがはだける。上目遣いの表情と合わさって、強烈な色気を発散しているのだという。
実家が呉服店のファッションデザイナー・ドン小西氏にこの話を伝えると「うなじこそ和のエロスの基本ね」と言いながら、こう解説してくれた。
「『襟を抜く』って言うんだけど、後ろの襟をスッと引くことでうなじや首、襟足をきれいに見せられるんだよね。着物を着ながらあえて露出できるのはこの個所だけ。俺も『抜き襟』が大好きで、ふとした瞬間に見えたりするとゾクゾクしちゃうよ」
着物に身を包んだ女性の「艶」を感じられるのが、その「所作」だと言い、松をベタぼめする。
「帯を締めると背筋が伸びて、大股で歩けなくなるんですよ。だから内股で小刻みにスススッと歩くようになる。そういう動きに色気や艶が漂うようになるのは、やっぱり40歳頃からなんだよな。松さんもようやくその年代になったね」(前出・ドン小西氏)
松の父兄の屋号は「高麗屋」。歌舞伎名家出身である松は、歩き方や座り方など一つ一つの所作も美しく、スタッフの間で「さすがは高麗屋!」と絶賛されていた。共演のベテラン女優・草笛光子(82)も、
「やっぱり(松本)白鸚(はくおう)さんのお孫さんねえ。この年でこんなにちゃんと着物を着こなすなんて」
と、目を細めているという。
「劇中の着物は半分以上が松さんが持ち込んだ自前。それも数百万円クラスの一流品です。自分の見せ方に対するプロ根性には脱帽ですね」(前出・制作関係者)
松の艶姿を拝めるとあっては、今年の夏も暑くなりそうである。