松坂慶子、秋吉久美子、桃井かおり、原田美枝子、高橋惠子らは、数多くの「濡れ場」をこなすことで大女優に成長した。その一方、後にも先にも1度きりのチャレンジをしたことで光芒を放った女優もいる。無名の新人時代からベテランとなった日まで、ただ1度の貴重なカラミを見せた名作を特別公開!
待たされたぶんだけ、あの女優の一糸まとわぬ姿と対面する瞬間は感激もひとしお。満を持した名作群を今再びプレイバックする。
「子役時代から誰もが知っている子が、しっかりと乳首も見せて、好きな男の前で別の男にバックから犯されるハードな熱演を見せた。濡れ場自体は母親(安達有里)のほうが先でしたが(笑)、十分に評価できるレベル」
映画評論家・秋本鉄次氏は、安達祐実(34)の初ヌード作「花宵道中」(14年、東京テアトル)に感心した。あどけなさはそのままに、感じると体に花が浮かび上がるという淫靡な体質を、抜群の演技力でこなした。小柄だが張りのある乳房と、バックから突かれるたびに「あん、あんッ‥‥」と響かせる声も悩ましい。
同じように、童顔とのギャップで驚かせたのが富田靖子(47)の「南京の基督」(95年、日本・香港合作)である。公開時にはまったくノーマークだったが、ソフト化されて「激しいカラミがある!」と話題になった一編。
富田は昭和初期の中国人娼婦を演じている。日本人作家役のレオン・カーフェィと激しく求め合う場面が何度も出てくるが、その乳房は意外なほど大きい。
さらに驚愕は、対面座位から結合のまま体がエビ反りでしなる場面。あの清純派が、ここまで大胆なカラミを生涯で1度きり演じたことに拍手を送りたい。
もう1人、清純派の脱皮でいえば吉本多香美(44)だ。ウルトラマンのハヤタ隊員で知られる黒部進の長女で、デビューは90年の「クリスマス・エキスプレス」のCM。映画ジャーナリストの大高宏雄氏が驚きを隠さずに言う。
「本物のチンピラかと思うほど狂気を秘めた北村一輝の演技。その北村に、前戯の代わりにサラダ油を塗りたくられ、バックからアナルを含めて乱暴に貫通される。あれほど美形な子が、よくあれほどハードな演技をこなしたと思う」
その衝撃作は「皆月」(99年、日活)のこと。吉本はソープ嬢に扮し、主演の奥田瑛二との接客シーンではフェラ、マット、ベッドでの正常位と、プロ顔負けの“艶技”を次々とこなす。圧巻の女優魂であった。
さて、芸能界きってのグラマラスボディを誇ったのが井上晴美(41)で、初主演作「フリーズ・ミー」(00年、日活)は、その魅力を引き出した。
「同時期にヘアヌード写真集も出したが、なぜか坊主頭にしていたため、あまり楽しめなかった。ところが映画は、石井隆監督のハードなエロスにマッチしていて、色気も十分」(前出・秋本氏)
井上は恋人とのファックシーンで激しくよがる。正常位、対面座位と形を変えながら抜群のボディを見せつけ、成熟した女のよがり声を聞かせるのである。
最後に、6月25日に「初めての全裸ファック」が公開されるのが矢吹春奈(31)だ。かつて雑誌の表紙を飾るたびに「完売クイーン」と呼ばれたが、映画の「日本で一番悪い奴ら」(東映)は、発売されたばかりのヘアヌード写真集と合わせて刺激度マックス。主演の綾野剛にバックから激しく突かれ、矢吹自慢の“腰のえくぼ”が妖しくうねる。今年最大のエロス話題作となるのは間違いなさそうだ。