タレント性を見込まれた舛添氏は週刊誌で対談ホストを務めた。古参の政治ジャーナリストが述懐する。
「対談相手は、女優、歌手、アイドルなど美女ばかり。相手は編集者がアレンジしたが、舛添氏からも肉感的な女性のリクエストがあった。決まると、相手の女性の好みなどを事細かくチェック。いかに自分をよく見せるか、ということに執着していた。実際、出演したアイドルの一人は、舛添氏から『ひと月20万でどう?』と口説かれたことを明らかにしています。このアイドルからは、安く見られたものと一蹴されました」
ドケチぶりはこの時点から変わらなかったようだ。
「自宅にハーフタレントを招き入れ、相手がキッチンで料理しているところを後ろから羽交い締めにして押し倒した。あわやのところで女性が抵抗したため、未遂で終わったそうです」(前出・政治ジャーナリスト)
柔道黒帯で隠れた肉体派の舛添氏だけに、まさに危機一髪だった。
「私生活では2人の愛人との間に3人の子供を作り、“政界の種馬”と呼ばれています。実は、この2人の愛人、現在の夫人ともこの時期に出会っている。舛添氏最大のモテキだった」(ベテラン記者)
“政治”を食い物にした舛添氏の悪の芽を、この時期に摘んでおくべきだったことは間違いない。
「折しも7月10日に参院選も控えているタイミング。7月31日の後任都知事選が急きょ入り、政界は大混乱となっています。当然、舛添氏とは正反対となる『金銭にクリーン』『初の女性都知事』『タレントではなく実務経験者』が求められる流れにある」(政治部記者)
自民党からは小池百合子元防衛相(63)、石原伸晃経済再生担当相(59)、丸川珠代環境相(45)。民進党からは長妻昭代表代行(56)、長島昭久都連幹事長(54)などの出馬が取りざたされている。注目されていた民進党・蓮舫代表代行(48)は出馬しない意向を先日明らかにした。