6月25日に旅番組の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京)第23弾が放送された。同番組の収録中、熊本地震が起こったという。
「熊本地震が起きた14日、ローカル路線バスの収録が九州で行われており、出演者やスタッフは大きな揺れを体感することとなりました。そのため、当初はGWに放送が予定されていたのですが、被災者に配慮し、この時期まで延期されることになったのです」(テレビ誌記者)
番組の冒頭では、出演者の太川陽介と蛭子能収がロケ中に地震が発生したことに関する説明と、お悔やみのコメントが流れた。しかし、放送された映像からは出演者たちの険悪な様子がありありと映っていたことで、視聴者がざわつく事態に。
「旅が始まって4日目、出演者らが案内所でバスのルートを聞いていた時でした。いくつかある目的地までのルートに関して、蛭子が『空港のほうへ行ったら遠くなる』と意見を述べたところ、相棒の太川は『それはわかってるよ! こっちのルートを今言ってるの!』と声を荒げたため、かなり険悪な雰囲気となっていました。その日は地震があった翌日ということもあり、出演者らは肉体だけでなく、精神的な疲労もピークに達し、イラつきが表に出てしまったのでしょう」(前出・テレビ誌記者)
地震の影響で一時はお蔵入りが噂されていた今回の「バス旅」。そんな中、テレビ東京と出演者は、少しでも視聴者に元気を与えたいと放送に踏み切ったようだ。
(森島時生)