テレビ朝日が前代未聞の「性病不貞行為」に揺れている。既婚者である社員ディレクターが、関係のあった相手から「クラミジアをうつされた」と訴えられたのだ。“被告”が担当する番組でアシスタントMCを務める「朝の顔」も心中穏やかではない。
「宇賀なつみアナ(30)も噂を聞いてドン引きしていました。ふだんの酒の席では下ネタもOKなキャラなのですが、何しろ“性病”ですからね。裁判ざたになって初めて別の社員から聞かされたそうで、問題の同僚とは目を合わせようともしません」(テレ朝関係者)
宇賀アナを絶句させたのは、30代の同僚社員A氏。
「羽鳥慎一モーニングショー」でディレクターを務める、いわば身内だ。
「物腰は柔らかくて、とても不倫などしそうにないタイプ。人当たりがよく、番組では一般主婦の生活ネタなどを追いかけて、そつなく取材をこなしていました。宇賀アナとも飲み会でも何度も同席していますよ」(番組関係者)
関係者の証言から、あらためてA氏の問題行動を振り返れば──。
A氏が浮気相手のB子さんと知り合ったのは14年12月。きっかけは登録制の婚活サイトだった。A氏は自己紹介ページに、
「年収1000万円~1500万円/結婚はいい人がいればしたい/子供がほしい」
と書き込んでいた。真剣に婚活をしていたB子さんには理想の相手に映っただろう。LINEで直接やり取りを始めた2人は、同年12月26日に初デート。食事のあと、東京・新宿区にあるA氏の自宅マンションで“初性交”に及ぶ。裁判を傍聴した関係者が証言する。
「A氏は、いきなりコンドームなしの『生セックス』を強行しようとしたらしい。驚いたB子さんに言われ、その日はしぶしぶ装着したそうですが‥‥」
交際をスタートさせると、A氏は“生”への執着を見せ始める。
「婚活サイトの登録前に、性病検査をして陰性だったから大丈夫」
こう言っては避妊具ナシの挿入を要求してきたという。断りきれなかったB子さんは、5~6回応じてしまった。
「いつもは仕事終わりのA氏がB子さんに連絡して食事に誘い、A氏の自宅でセックスという流れだったようです」
だが、昨年5月にB子さんが突発性難聴の症状に襲われ、「滲出性(しんしゅつせい)中耳炎」と診断されたことで2人の関係に亀裂が生じる。
「A氏がデートをドタキャンすることが増えて、その2カ月後には『もう会わない』とLINEで一方的に別れを告げてきました。実はクラミジアが中耳炎を引き起こすケースもあり、A氏はそれまで二度もクラミジアに罹患していた。『自分がうつしたかも‥‥』と距離を置いたのかもしれません」
B子さんが“感染源”を知るのは時間の問題だった。
「話し合おうと、B子さんはA氏と何度も連絡を試みたのですが、梨のつぶて。追及する過程で、既婚者だったことを知って怒り心頭でした」
今年3月、B子さんは損害賠償を求めてA氏を提訴。6月29日の判決では、A氏に約80万円の賠償命令が出され、この「性病裁判」騒動は一部スポーツ新聞でも取り上げられた。
「記事は匿名でしたが、局内ではすぐに特定されました。男性社員はネタにしてA氏をからかったりしていましたが、宇賀アナをはじめ女性社員からは『あんな人と仕事したくない』と非難の声が上がっています」(前出・テレ朝関係者)
局内で総スカンのA氏はいまだに何の処分も受けずに通常業務を続けているという。テレ朝局員が語る。
「有名プロデューサーのK氏をはじめ、ウチの社員が起こした不倫騒動はこれまで何度もマスコミに取り上げられましたが、処分が下されたという話は聞きません。刑事事件は別として、プライベートの女性問題には寛容な“社風”なんです」
宇賀アナのすぐそばに、こんな不埒者が野放しになっているとは‥‥ファンとしては気をもむばかりだ。