そのモテモテ選手村は、ホットな話題の発信地。過去にも柔道の谷亮子と自転車の十文字貴信をはじめ、テニスの錦織圭と新体操の坪井保菜美、卓球の福原愛と卓球台湾代表の江宏傑などの熱愛が話題になった。アジアで万能美少女として人気のバレーボール・木村も、北京五輪後に韓国サッカー界の至宝、朴智星との熱愛報道が流れたものだ。
「選手村に入ると真っ先に目に留まるのが、コンドームボックス。五輪のロゴ入りで、お土産にする選手が多く、あっという間になくなります。試合が終われば閉会式まで祭典ムードいっぱいで、無料のマクドナルドなどは、親密になった即席カップルでいっぱいです。12年のロンドン五輪からスタートした日本選手専用の支援拠点施設『マルチサポートハウス』が新たな出会いの場ですね。酸素カプセルが常設され、専属シェフの料理も好評です」
ゴルフの大山志保(39)などは、早くから選手村に入りたいと公言。スポーツ専門誌編集者が解説する。
「選手村は閉会後に売却されるコンドミニアムタイプで、複数人で泊まる施設。キッチンや風呂、トイレはシェアですから高級ホテルに泊まる選手も多い。そんな中、リオ五輪をゴルフ人生の集大成と位置づける独身の大山は閉会式まで残りたいそうで、婚活も意識しているようですね」
リオは治安の悪さも危惧され、選手村に缶詰め状態になることも予想される。アマスポーツ担当記者は顔を曇らせて、こう言うのだ。
「マラソン陣は下見や試走を見込んで海岸コースそばのホテルを定宿にする予定でしたが、それを白紙に戻しているほど。今回はフラットで穏やかな気候の中の戦いだけに、高速レースが予想され、スパートのポイントが焦点になる。00年シドニー金の高橋尚子は折り返しから徐々にペースを上げ、04年アテネの野口みずきは25キロ過ぎからスパート。トラック競技出身でスピード型の福士加代子(34)の飛び出ししだいでは、3大会ぶりのメダルもいける。それだけに、入念な下見と試走が不可欠ですが‥‥」
メダルの有力候補といえば、五輪4連覇の偉業達成を目指すレスリングの吉田沙保里(33)と伊調馨(32)もいるが、吉田は昨年暮れにALSOKを電撃退社。ド派手な壮行会で、勝利を約束した。
「霊長類最強女子の称号を誇りますが、伝家の宝刀、高速タックルが中速になるなど、一抹の不安を抱える中、壮行会には1000人以上が集まった。ALSOKを辞めた理由は、今後、芸能活動をするためのネットワーク構築でしたが、あらためて人脈の広さを痛感させられましたね。大親友の上戸彩の顔こそなかったものの、木梨憲武や石田純一がいた。その席で『絶対に4連覇します!』と宣言していましたよ」(前出・アマスポーツ担当記者)
ALSOK退社のもう1つの理由が、婚活。レスリング協会関係者が明かす。
「吉田は3連覇後からずっとレスリング男子ロンドン五輪銅メダリストの松本隆太郎(30)にご執心でした。ただ、松本が吉田人気に腰が引け、交際発表とまではいかなかった」
マットを離れると奥ゆかしいという吉田の本格的な婚活が始まりそうだ。