視聴率惨敗となった、7月23日放送のフジテレビの大型特番「FNS27時間テレビ フェスティバル!」だが、「さんまのお笑い向上委員会」のコーナー内でまさかのモロ見え事故が原因の一つだと言われている。
同コーナーはゲストの元宮崎県知事の東国原英夫に対し、出演芸人たちがクレームをつけるという企画。その一幕でロッチのコカドケンタロウが、東国原が芸人時代に所属していたたけし軍団がよく、下だけ一丁の姿になっていたことを振り返り、東国原氏に対して「なぜやらない!」とクレームをぶつけた。
そしてロッチの2人は東国原の挑戦を誘発するために、持ちネタの一つである用意されていたセットのカーテンを使った試着室ネタを披露。相方の中岡創一が試着室で着替え、コカドがカーテンを開けると、中岡はまだズボンを下ろしている途中というテイストのギャグとなっており、それを二度も行い、中岡は“一丁姿”を二度披露した。
これに東国原も挑戦することになったのだが、東国原が着替え中にカーテンを開けると、東国原はズボンどころかすべて下げて、生シリを披露するというまさかのオチ。
しかも、カメラには後ろ姿で映る東国原だったが、良く見れば隙間から見えてはいけないものも一瞬だが確認できたのだ。
これには思わず、爆笑問題の太田光も「見えてましたよ」と、指摘。当然、そんなことが実際にあってはアウトなので、番組MCの明石家さんまは「見えてないよな! あの(カメラの)角度からだから見えないねん。ちゃんと計算してる」と、すかさずフォローを入れていたが、視聴者からは「いや、袋がモロに…」「オエエエエ汚い! こんなことして何が面白いんだ」「すぐにチャンネル替えたわ」など、クレームに近いコメントが連打された。
「まさに下品のひと言しかない企画でした。13年に放送された『27時間テレビ』では森三中の大島美幸が、自分発信で胸を出してしまうという放送事故がありましたが、その時もクレームの嵐。それを反省せず、同じことの繰り返しでさらにお下劣度が増すことで、離れたファンは二度と戻らなくなっている」(テレビ誌編集者)
話題作りに必死、しかもベクトルが間違っている。フジテレビのイメージを下げただけの爆死企画となったわけだ。
(本多ヒロシ)