NHK大河ドラマ「真田丸」に出演し、9月には主演舞台も控える多忙の女優が、人知れず「人身事故」を起こしていた。被害児童は号泣し、目撃者の怒声までが入り乱れた現場──。鈴木京香(48)がパニックに陥った一部始終をレポートしよう。
去る7月28日の午後5時頃、東京・麻布の鳥居坂に「ドーンッ」という大きな音が響いた。坂を下ってきた薄い紺色のアストンマーティンが、ランドセルを背負った小学1年生の男児と接触したのだ。当時、坂を通行中に事故を目撃した男性が証言する。
「現場は坂の頂上付近で、周囲に横断歩道のない片側一車線の道路です。男児は左右を確認し、横断しようとしていた。その時、走行中の車は、勾配が急になったからかスピードを緩め、徐行し始めたんです」
飛び出した男児は、直前に目視した走行速度で車が来れば、すぐに通り過ぎるはずと判断したようだが、徐行は計算外だったか、目測を誤って車体右後部に激突。道路の中央に倒れ込んで号泣しだしたという。
「駆け寄ると、男児の左足の膝下やふくらはぎが黒ずんでいて、タイヤのこすった跡がしっかりと残っていました」(前出・目撃男性)
この間、事故から十数秒、車は走り去るでもなく、その場に停車していたが、運転していた女性は運転席に座ったままだったという。
「そこへ反対車線を上ってきたバンが停車して、中から女性が降りてくると、その運転手に『車から出てこいよ!』とどなりつけたんです。すると、Tシャツに七分丈のパンツをはいたラフな格好の女性が降りてきました。サングラスをかけていましたが、すぐに鈴木京香さんだとわかりました」
一部始終を目撃した前出の男性が男児を抱え上げ、ランドセルや手荷物を持って歩道に避難させていると、動転した様子の鈴木が、
「どうしたらいいですか?」
と、すがるように尋ねてきたそうだ。
「『警察と救急車を呼んでください』と伝えたんですが、たまたま通りがかっていた男児の同級生の母親が連絡済みだったようで、救急車はすぐに到着しました」(前出・目撃男性)
同時に保護者にも連絡し、近くに住む祖母がやって来た。反対車線側の歩道から様子をうかがっていたという近隣住民が言う。
「おばあさんが最初は勘違いして、男児を保護した男性に『どうしてウチの孫を!』と責めたり、増えてきた野次馬が鈴木さんに気づいたりして、現場は騒然となりました。その中でも、いちばんあたふたしていたのが鈴木さんでした」
出演中の「真田丸」で鈴木が演じる豊臣秀吉の正室・寧は、包容力があり何事にも動じない役柄だが、現実の突発的な事態には、ドラマのようにどっしりと構えてはいられなかったようだ。
「先方と連絡先を交換していた際も『こんなこと初めてで‥‥』と落ち込んでいましたね。確かに、チラッと見えた免許証はゴールドでしたから、運転には自信があったのでしょう」(前出・目撃男性)
鈴木の所属事務所に直撃したところ、「接触事故を起こしたのは事実です」と認めたうえで、
「幸い、お相手のケガは軽い打撲程度で、補償も保険会社を通じて行いました。事故の翌日には、鈴木が先方のお宅にうかがい、あらためてお話させていただきました」(所属事務所担当者)
警察の現場検証の結果、鈴木の運転に過失はなく、違反点数や罰金もつけられなかったという。そのため、両親が逆に鈴木を気遣うなど、話し合いはスムーズに済んだようだ。
「過失がなかったとはいえ、夏休みでお子さんたちの外出も多い時期なので、鈴木も『今後も安全に十分留意して運転します』と申しています」(所属事務所担当者)
ゴールド免許にキズもつかず一安心の鈴木だが、私生活では「長すぎる春」が継続中。昨年には破局報道もあった俳優・長谷川博己(39)との関係は、結婚こそ先延ばしとなっているが、現在も続いているという。
長谷川といえば、大ヒット中の映画「シン・ゴジラ」(東宝)に主演するなど絶好調だが‥‥。
「宣伝すべき時期に、鈴木との交際についてツッコミが入りそうな、各スポーツ紙等のインタビュー取材をNGにしている。2人の関係が曖昧なせいで、積極的に映画のプロモーションができないようです。とはいえ、一説に鈴木が結婚に踏み切らないのは、若い長谷川を入籍で縛りたくないからとも言われます」(前出・スポーツ紙芸能デスク)
どうやら運転も恋愛も「徐行気味」のようである。