●ゲスト:高見沢俊彦(たかみざわ・としひこ) 1954年、埼玉県生まれ。73年、明治学院大学キャンパスにて出会い、グループを結成。翌74年、「夏しぐれ」でデビュー。83年、「メリーアン」が大ヒット。「メリーアン」以降、2016年5月にリリースのTHE ALFEE65枚目の最新シングル「今日のつづきが未来になる」でチャート紙ランキング50作連続ベスト10入りを果たしている。バンドのリーダーであり、ほとんどの楽曲の作詞・作曲を担当、また他アーティストへの楽曲提供も数多く手がける。91年よりソロ活動もスタート。TBSラジオ「高見沢俊彦のロックばん」ではパーソナリティとしても活躍中。8月17日から3日間、ビルボードライブ東京にて高見沢俊彦ソロライブ「真夏の夜の夢:Takamiy 3Days」、10月6日よりライブツアー「THE ALFEE Best Hit Alfee2016秋フェス」が開催。
人気グループTHE ALFEEのメンバーとして、またソロアーティストとしても活躍中のミュージシャン・高見沢俊彦。バラエティ番組などでそのキャラクターはお茶の間にすっかり浸透。王子様ルックスから飛び出す意外な言葉の数々に、天才テリーの顔もほころんだ!
テリー おっ、今日もばっちりキマッてますね!
高見沢 あっ、ありがとうございます(笑)。
テリー 僕も高見沢さんを意識して、派手なアロハを着て来ました(笑)。そういう衣装は、どのくらい持ってるんですか?
高見沢 何着あるかはわからないですけど、メンバー3人分の衣装が置いてある衣装倉庫がありましてね。僕らは3人なんで、何でも3倍なんですよ(笑)。
テリー でも、そういう服が似合うんだから、さすがだよね。
高見沢 いえいえ、たまには鏡を見て「お前はいつまでこの髪形、この格好をしてるんだ?」って自分に問うこともあるんですよ。
テリー え、そんなこと考えるの?
高見沢 50代までは、どこかで髪を切って大人っぽい方向へ路線変更をしようか、なんて思っていました。でも今は、まあ行けるところまで行っちゃおう、と。
テリー うん、ロックミュージシャンは、やっぱり来年も着れるような服を着ちゃダメだよね。エルビス・プレスリーやマイケル・ジャクソンなんて、まさにそうでしょう?
高見沢 あ、その感覚、すごくわかります。僕も洋服屋さんへ行くと、「こんなの、誰が着るんだろう?」って思うようなデザインのものを買ったりしますからね(笑)。
テリー 高見沢さんは服だけじゃなくて、ギターも多いでしょう?
高見沢 どんどん増えてしまって、今530本です。バカでしょう?(笑)。
テリー 530!? そんなに持ってどうするの?
高見沢 やっぱりギターは1本1本違いますから、新しいものは欲しくなるんですよね。あと、楽器屋さんから「新しいのが入りましたので、買わなくてもいいからぜひ弾きに来てください」ってメールが届くんですよ。
テリー まさに悪魔のささやきだ(笑)。
高見沢 で、行って弾いてみると「おっ、いいじゃん!」とあっさり買い取っちゃうもので(笑)。
テリー きっと、弾かれていないギターたちが寂しがってますよ?
高見沢 ええ、寝る前というか、眠り落ちる寸前に昔つきあった女性みたいに思い出したりしますよ。「あいつ、弾いてないけど元気かなぁ」って(笑)。
テリー あと、高見沢さんオリジナル製のギターも持ってるんでしょう?
高見沢 ええ。エンジェルギターや、ウルトラマンのギターとか。あと、ネックが4本のギターも作ったんですけど、それは完全に失敗作でした(笑)。
テリー そりゃまた何で?
高見沢 重すぎて持てないんですよ(苦笑)。スタンドマイクみたいに、下につっかえ棒を置かないと弾けなくて。
テリー いいなぁ、そういうバカバカしさもロックっぽくて最高じゃないですか。ちなみに、所有しているギターの中で、特別高価な物もあるんですか?
高見沢 ええ、80年代に100万で買ったビンテージもので、今、価値が上がって3000万もするのがありますよ。
テリー すごい! それ、10本くらい買っていれば大儲けだったのに。
高見沢 ハハハ、当時の100万でも、けっこう思い切って買ったんですけど(笑)。