リオ五輪の体操・男子個人総合で見事に金メダルを獲得した内村航平。みずから「今回ほど負けると思った試合はなかった」と振り返るほど、逆境からの大逆転劇であった。
2大会連続の金メダルという快挙に沸いた日本だが、その雰囲気に水を差したのが現地を訪れていた「とくダネ!」(フジテレビ系)司会の小倉智昭だ。
「小倉は興奮しながら内村の演技を解説。そのなかで、本人は批判するつもりは毛頭なかったのでしょうが、口が滑ったのか銀メダルに終わったベルニャエフの鉄棒について、『はっきり言うと鉄棒の周りをただ回ってただけ。守りに入っちゃってたから、勝てるわけないです』と評したのです。この発言に、ネット上では『最低の解説』『回ってただけで14.8もつきません』『加藤を含めてそれ以下の点数だった人に対する侮辱でもある』など、批判の声が数多く書き込まれています」(芸能ライター)
ベルニャエフといえば、終了後の会見で内村に対する「審判の同情を買ったのではないか」という質問に怒りを露わにし、内村への尊敬の念と賛辞を送ったことで称賛を浴びている選手でもある。
しゃべりのプロでも、あまりの興奮に口を滑らすほどの見事な金メダルだったということだろう。