日本時間8月22日未明に行われたリオ五輪新体操団体決勝。フェアリージャパンは、リボンとフープ・クラブの2種目合計34.200点で8位に終わった。
注目されたのは選手の1人が、4本のリボンを束ねた後で4人に投げてキャッチするという難度の高い技。この日本独自の技は、予選では完璧だっただけに、決勝で失敗したことが悔やまれる。
さて、“体操の華”とも称される新体操は、演技の美しさもさることながら、選手の衣装の華やかさも見どころの1つだろう。もちろん、演技の総合点の中に全体的な調和として加味される。
ところが、フェアリージャパンのフープ・クラブの衣装は不評だった。前身ごろ部分は、大きなピンクのハート型にフリンジがあしらわれ、脇の部分に白いテープ状のものはあるが、ほとんどはベージュのネットというデザイン。
これには視聴者から「キューティーハニーか!」「エプロン一丁の新妻か」「誰が考えたの? おっさんが喜びそうな下品さが、すごく嫌」など、残念な意見が多かった。
スポーツ紙記者も「一昔前の男性誌グラビアみたいな衣装」と酷評する。
「どのようなコンセプトであんな衣装になったのか首をかしげるしかない。他国は、肌を出す部分が少ない、品のある衣装が話題になっていただけに、残念です」
技だけでなく“美”も要求される競技なだけに、選手のためにももっと衣装にも力を入れてもらいたいものだ。