かつてアイドルとして一世を風靡したが、気づけばすでに四十路の女優・内田有紀(40)。そんな彼女が記者の目の前で、人目をはばからずデートをしていた。その様子はまるで長年連れ添った夫婦そのもので‥‥。
去る8月19日の夜、中目黒にある庶民的なアジアンレストランに現れた内田は、深々と帽子をかぶってオーラを消そうとするが、周囲はすぐに彼女の存在に気づく。
「あのメニューはなくなったんですか?」
声を潜めて店員に話しかける様子からは常連のようだ。しかも傍らには、彼女を見守る男の姿が。一見、暗くてわからなかったが、その男性こそ以前から内田との交際が報じられていた俳優の柏原崇(39)だった。1時間ほど食事を楽しんだ2人は、店を出る際には内田は店の出入り口の扉を開けて柏原を待つ。通るやいなや扉を閉め、3歩後ろをついていく姿は夫婦そのもの。そして人の目を気にすることなく腕を組み、近くにあるマンションへ。どうやら2人の愛の巣に戻ったようなのだ。
「すでに2人は同居していますよ」
と言うのは近所に住む住人。10年に交際が発覚してからすでに6年が経過し、いつ入籍してもおかしくない様子だというが、芸能プロ関係者によれば、
「周囲が交際に反対しています。特に柏原は芸能界でもトラブルメーカーとして有名で、内田の事務所の関係者も快く思っていないのです。柏原は、04年に一般人を殴った傷害事件で芸能界を干された経緯がある。現在もその影響があって、あまり表舞台には出ていない。一方の内田はコンスタントにドラマに出演するなど、中堅女優として活躍しているだけに、柏原との交際のイメージがつくことをあまり好ましく思っていないのです」
それだけではない。内田も柏原もともに“バツイチ”だが、柏原は04年に周囲の反対を押し切って当時、人気絶頂のモデル・畑野ひろ子と結婚。しかし結婚生活はわずか2年で破綻し離婚したこともあることから、またぞろ同じことの繰り返しになるのではないかと危惧の声が上がっていたというのだ。
「そもそも柏原さんは、ブレイク中の畑野さんと半ば強引に結婚したあげくの離婚。しかも、内田さんの所属事務所は畑野さんの事務所とは近い関係で、芸能界的には『筋を通していない』とか『よく、そんなことができるな』と、柏原さんの行動に不信感を抱いている人も多いのです」(芸能関係者)
となれば、昨今ハヤリの“デキ婚”に踏み切ればよさそうなものだが‥‥。
「内田が再婚に慎重なんです。内田は、05年に俳優の吉岡秀隆(46)と離婚。その後も芸人の千原ジュニア(42)とも浮き名を流していましたが結局、再婚には至らなかった。というのも内田は、幼少期に両親が離婚した経験から、『そばにいてほしい人は、いなくなる』というトラウマがあり人と深くつきあうのが苦手。さらには、1回目の結婚で相当男性不信になっていて、6年前に交際へ発展した柏原さんとは友人期間も長く、バツイチ同士ということもあり、安心してつきあうことができたそうです」(スタイリスト)
公私にわたるさまざまな“大人の事情”が、結婚に踏み切れない理由のようなのだ。今後について芸能レポーターの松本佳子氏が語る。
「内田さんも柏原さんも互いに離婚を経験したことで、慎重になり、平和な大人のおつきあいを続けているのではないでしょうか。クリアにしなきゃいけないことが多いですし、結婚しなければ、離婚の際にまた傷つくこともない。気が楽な今の関係をお互いがいいと考えているのかもしれません。内田さんが今もコンスタントにいい演技を見せてくれているのも、柏原さんと長い安定した関係が支えにもなっているでしょう」
芸能界でも話題に事欠かない“格差婚”カップルの今後に注目が集まりそうだ。