フィギュアスケートのプロアマ混合による日本、欧州、北米のチーム対抗戦「ジャパンオープン2016」が今月1日から開催された。
日本勢は織田信成、宇野昌磨、宮原知子、樋口新葉の4人が出場。なかでも3年前にプロスケーターに転向した織田信成が、何と“自己新記録”を叩き出す好成績で、日本チームの2年連続8度目の優勝に大きく貢献した。
「織田選手はおよそ3年ぶりの競技出場でしたが、4回転+3回転のコンビネーションジャンプを成功させるなど、キレのある演技で自己最高点を上回る178.72点をマークしたんです。織田選手自身も『引退してからまさかの自己ベスト更新なんて、あの涙の引退は何だったんだろう』と笑っていましたが、何とも織田らしい快挙ですよ」(スポーツ紙記者)
織田選手は試合前も自身のブログで「あ~現役の時って毎日こんな感じやったな。懐かしい感じもあって楽しい」と当時を振り返り「前よりも歳を取ったせいで、身体の回復が若干遅し。思ったより疲れるからたくさん寝なあかんし、たくさんストレッチせなあかんし、身体のケアに時間がかかる」とコメント。久しぶりの試合に向けて、入念な準備をしてきた様子だ。
「今回は練習熱心で有名な宮原選手と一緒に練習してきたようで、宮原選手に刺激されて熱のこもったトレーニングになったのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)
まさか選手として引退してから3年後に開花する“伸びしろ”があったとは‥‥織田自身も気づかなかったようだ。
(芝公子)