今月1日から公開されている福山雅治主演映画「SCOOP!」。オープニングの土日2日間の興行収入は1億5600万円、観客動員数は12万7000人、映画ランキングは初登場4位を獲得した。それほど悪い成績でないように思えるが、13年公開の福山雅治主演映画「そして父になる」は、オープニング興行収入が3億1318万円、観客動員数が25万3370人だったのだから、およそ半分の成績だ。一部では「オワコン福山を盛り立てるための映画」と揶揄されているが、映画ファンの間ではまったく違った見方をされている。
「福山演じる中年パパラッチの古くからの親友であり情報屋でもある“チャラ源”を演じたリリー・フランキーが“福山を食っている”と話題になっているのです。福山とリリーは実生活でも仲がいいことで有名ですし、イラストレーターやコラムニストでもあり、本職が何なのかわからないようなリリーのほうが福山より評価が高くても、ケンカになったりはしないでしょう。リリーは昨年、実話をもとに作られたドラマ『洞窟おじさん』(NHKBSプレミアム)で俳優としてひと皮むけた感があります。今回の映画も“福山を使ったリリーのための映画”と呼びたくなる作品ですね」(映画ライター)
盟友が絶賛されるのならば、福山とて悪い気はしないだろう。