シリーズ3作目となる山田孝之の主演ドラマ「勇者ヨシヒコと導かれし七人」(テレビ東京系)。放送ギリギリのパロディや、豪華出演者が話題のドラマだが、主人公・ヨシヒコの仲間役で出演している木南晴夏に注目が集まっている。週刊誌記者が語る。
「前クールのドラマ『せいせいするほど、愛してる』(TBS系)の影響です。この作品で木南さんは、滝沢秀明さんの妻役で出演したのですが、夫の不貞相手に『この泥棒猫!』と叫ぶなど、みごとに“怖い妻”を演じました。それが『勇者ヨシヒコ』では、ゆるい感じのキャラですからね。あまりの差に、同じ女優さんだと気づかなかった人も多かったようです。業界では『カメレオン女優』として注目されていますよ」
「勇者ヨシヒコ」に2011年のシリーズ第1作目から出演している木南。当時、それほど有名ではなかった彼女が抜擢されたのには、理由があるという。テレビ局スタッフが語る。
「監督で脚本も担当する福田雄一さんの指名です。木南さんは2009年に、漫画が原作の映画『20世紀少年』に小泉響子役で出演しましたが、作者の浦沢直樹さんが『原作キャラと瓜二つ』と絶賛したほどの好演でした。福田さんは、この映画を観た時から、木南さんに注目してたんです。大阪出身でノリもいいですし、『ヨシヒコ』では、福田さんが『こんな演技もさせたい』とムチャ振りし、木南さんもそれを楽しんでいるそうですよ」
実際はDカップだが、「胸が小さい」キャラ設定のため、膨らみが強調されないアンダーウェアをつけて撮影に臨んでいるという木南。表情やしぐさだけでなく、胸の大きさまで演じ分けているとは、さすがのカメレオンぶりである。
(長谷部葵)