名門の誇りはいったいどこへ。集団暴行に殺人未遂と、立て続けに凶悪事件が発生した慶應義塾大学で、今度はトップ女優が「被害」に見舞われた。学習の場で男子学生たちから強要されたその一部始終とは──。
「この低俗で悪質な事件で、彼女の心に深い傷を負わせてしまった‥‥」
後悔の念を口にするのは、慶應大学の現役男子学生だ。「彼女」とは、女優業のかたわら、同大学で学生生活を送る二階堂ふみ(22)のこと。14年、総合政策学部に入学し、現在も湘南藤沢キャンパス(神奈川県藤沢市)で一般学生とともに勉学に励んでいるのだが‥‥。
言わずと知れた名門大学が、醜態をさらし続けている。今年10月、公認サークル「広告学研究会」の男子部員らが神奈川県葉山町の合宿所で18歳の同大学女子学生を泥酔させたうえに、集団強姦に及んだことが発覚。11月3日、大学は「主犯格」の男子学生3人を無期停学に、1人を譴責処分にしたと発表した。この「レイプサークル」は多数の女子アナを輩出した「ミス慶應コンテスト」を主催することで知られていたが、事件後、大学から解散を命じられている。
11月6日には法学部3年の小沢友喜容疑者(22)が交際中の女子学生を東急東横線日吉駅の上りホームから線路に突き落とし、殺人未遂容疑で逮捕された。
「当日は学生間の飲み会が開かれていました。小沢容疑者は交際相手と二次会への参加を巡って口論になり、断られたことで激高。突き落とされた女性は悲鳴を聞きつけた客と駅員によって線路から助け出されましたが、その隙に小沢容疑者は逃亡。ですが恐ろしくなったのか、約30分後に同駅の改札に戻ったところを逮捕されました」(全国紙社会部記者)
小沢容疑者は警察の取り調べに対し殺意を否認しているというが、友人の一人は、
「法曹関係の道に進みたかったようですが成績が芳しくなく、先月下旬、教授から司法試験受験ではなく法科大学院進学を勧められていた。以降、友人との何気ない会話でも揚げ足を取るなど、周囲と衝突していました。ストレスがあったんです」
モラルの欠如では済まされない仰天行為。だが、冒頭の男子学生のセリフのごとく、創設者・福澤諭吉が嘆きそうな事件がまたしても勃発していたのである。
発端は、10月8日発売の「週刊プレイボーイ」。発売直後のある日、二階堂が履修する少人数制の英語の授業の教室で男子学生3、4人が何冊か同誌を広げ、見入っていた。その表紙には、黒いバニーガール姿の二階堂が腰をくねらせている。
ページをめくると、36ページにわたる撮り下ろしのセクシーグラビアが登場する。黒い網タイツのバニー二階堂がヒップを突き出し、谷間もあらわな巨乳を下から揉むようにした挑発ポーズ。あるいはガーターベルトを着用した黒い下着姿で寝そべるその胸元は、これまた大きくハミ出した膨らみが強調されている。さらには海外1人旅行を密着撮するというテイのショットも。黒水着で海に入り、あるいは部屋であおむけになったり。ベッドでバナナをくわえる思わせぶりな姿もあり、Hオーラ全開なのだ。