日刊スポーツは11月24日、「有吉の子供 夏目三久妊娠」との見出しで8月に報じたスクープ記事が誤報だったことを認め、お詫びを掲載した。このお詫び文には「夏目三久さんに関する報道のおわび」との見出しを付け、夏目に深刻かつ多大な迷惑をかけたと結んでいる。誤報であればお詫びを掲載するのは当然だが、読者のなかにはその内容に疑問を抱く声もあるようだ。芸能ライターが耳打ちする。
「このお詫び文はなぜか、夏目一人に対するものとなっています。記事の内容が事実無根であれば、有吉弘行に対しても同様にお詫びすべきなはず。スクープ掲載時から夏目の所属事務所は強硬に抗議していましたが、だからと言って有吉側の意向は無視していいことにはならないでしょう」
今回のお詫び文には「おふたりそれぞれから事実無根との抗議を受けました」と書かれており、それなら有吉に対してもお詫びするのが筋のはず。それが夏目だけにお詫びする形になっていることから、ネット上では「やはり夏目の事務所が圧力をかけたのか」という噂も広まっている。そんなお詫び文について週刊誌記者はこう読み解く。
「有吉は『有吉反省会』(日本テレビ系)において自らスクープ記事に触れ、明確に否定しています。わざわざ身を削ってまでネタにするあたりはさすが芸人だと感心しますし、有吉にとってこの件は完全終了したわけです。それに対して女子アナの夏目は出演番組にて一切、この件について触れていません。それが当然の対応とはいえ、声をあげて否定するのが難しいぶん、日刊からの明確なお詫びが必要だったのかもしれませんね」
誤報のみならず、有吉に一本取られた形の日刊スポーツ。どうせなら「有吉反省会」に担当記者が出演して禊を済ませたほうがいいのかもしれない。
(金田麻有)