社会

東京五輪ロゴ盗作騒動の佐野研二郎氏が作ったミッフィーがどう見てもトトロ!?

20161207sano

 東京五輪のロゴマークで盗作騒動を引き起こしたデザイナーの佐野研二郎氏が、またもや問題作を発表した。佐野氏が制作したのはオランダ発のキャラクター「ミッフィー」をモチーフにしたアート作品で、11月14~25日に開催されたチャリティ・オークションに出展されたもの。この作品について週刊誌記者が説明する。

「ミッフィーを白い布ですっぽり覆っており、最大の特徴であるバッテン印の口も隠したアバンギャルドな作品です。このデザインには元ネタがあり、原作者のディック・ブルーナ自身が描いた絵本『うさこちゃん おばけになる』の表紙にこれとそっくりのイラストが載っています。ただそのイラストを立体化してみたら、映画『となりのトトロ』に出てくる“小トトロ”そっくりになってしまったのです」

 ブルーナ氏の絵ではシーツを被ったミッフィーの側面が外にふくらんだカーブになっているのに対し、佐野氏が作った作品ではすとんと直線を描いて垂れさがっており、“小トトロっぽさ”が際立っている。いくら元ネタがあるとはいえ、これほど見た目が似ていれば、パクリとの批判は避けられないのではないだろうか。

「作品の説明には『シーツをかぶっても不思議とミッフィーらしさは失われない』と書いてありますが、説明なしで展示されていたら、どう見ても小トトロにしかみえませんよ。いくらブルーナ氏の原作があるとはいえ、『これではトトロに似過ぎている』という判断が働くべきでしょう。しかも作品自体もブルーナ氏のイラストをトレースしたに過ぎず、それを自分の作品として発表するのは筋違いではないでしょうか」

 アートの世界には、イラストを立体化しただけで自分の作品だと主張できる文化があるのだろうか。ともあれ世間に対して話題を提供し続ける姿勢こそ、いかにもアートなのかもしれない。

(金田麻有)

カテゴリー: 社会   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論