「香港マイル」には、ロゴタイプ、ネオリアリズム、サトノアラジンの3頭が参戦するが、14年の勝ち馬エイブルフレンド(香港)の復活なるかが最大の焦点だ。
「今年1月に屈腱炎が判明して豪州で治療。前走のジョッキークラブスプリントでようやく復帰して4着でした。完調してくれば圧勝まであります」と秋山氏。相手も香港勢の3頭だ。
「前哨戦のジョッキークラブマイルを勝ったビューティーオンリーや、サンジュエリーも有力。大穴ならジョイフルトリニティの追い込みです」
日本馬はロゴタイプが元気いっぱい。追い切りも軽快で「前走(天皇賞5着)も一瞬、勝ったかと思った」(田中剛調教師)と順調ぶりをアピールした。安田記念の再現に期待したい。
「香港ヴァーズ」も、サトノクラウン、スマートレイアー、ヌーヴォレコルトの3頭が出走。秋山氏の見立ては、こうだ。
「ブリーダーズCターフを勝って臨むハイランドリールで軸は不動。まず勝ち負けでしょう。相手はヨーロッパ勢でサンクルー大賞を勝ったシルバーウェーヴと香港カップの勝ち馬プライドの息子のワンフットインヘヴンは買っておきたい」
一方、牧野記者もハイランドリールを推す。
「ジャパンCを視野に入れながら、回避してここを狙ってきた。外せませんね。ただ、ヌーヴォレコルトもここが勝負どころ。斎藤調教師がはっきりと『米国(11月24日、GIIIレッドカーペットH)は叩き台』だと。2着馬とはハナ差でしたが、余力残しで勝てたことが大きいです」
今週こそ、日本馬の勝つシーンが見られそうだ。