12月12日に放送されたフジテレビ月9ドラマ「カインとアベル」第9話の視聴率が、7.9%だったことがわかった。同ドラマは、このままだと月9ドラマにおいて歴代最低の平均視聴率を記録するという。
「これまでの月9平均ワースト記録は、4月期に放送されていた福山雅治主演の『ラヴソング』(フジテレビ系)です。しかし現在、『カインとアベル』は、全話で1ケタ視聴率を記録しており、このまま終了すれば『ラヴソング』を下回って、歴代最低となる。これを回避するためには、最終回で2ケタ以上の視聴率の獲得が条件となりますが、かなり厳しいでしょう」(テレビ誌記者)
そんな苦戦中の月9だが、12月も半ばだというのに、来年1月放送となる新ドラマの詳細が聞こえてこない。本来ならば、放送中のドラマの後に、予告映像が流されてもおかしくない時期である。
12月13日発売の「週刊女性」によると、ギリギリまで内容が発表されないのは、直前で主演俳優に逃げられてしまったからだという。
「記事によるとフジは、半年ほど前から竹野内豊にオファーしていたそうですが、土壇場で辞退されたようです。これにより、『竹野内さんが主演なら』ということで、内定していた瑛太の出演も立ち消えになり、現在は西内まりや主演で動いているのだとか。おそらく竹野内の辞退は、フジ側が俳優を納得させるほどの企画を出せなかったこと。そして現在の悲惨な視聴率を記録する月9に出演するのは、リスクが高いと判断され、逃げられてしまったのでしょう」(前出・テレビ誌記者)
1月スタートのドラマは、通常ならば12月初旬にはクランクインしていると言われる。はたしてこのギリギリな状況で、フジは良質な作品を生み出せるのか。月9の苦難は来年以降も続きそうだ。
(森嶋時生)