ママドルの去就に注目が集まる中、ある熟年夫婦にも離婚危機がささやかれている。「芸能界のドン」こと田辺エージェンシー・田邊昭知社長(78)と元歌手の小林麻美(63)の夫妻だ。
田邊社長は91年、当時所属タレントだった小林と17年にわたる極秘交際の末、妊娠・出産を経て結婚。それぞれ52歳と37歳という年の差婚だった。
〈生まれた時点では未婚の母でしたが、あまり深く考えませんでした。たとえ結婚できなくとも、好きな人の子どもだから、絶対に産みたかったんです〉(「微笑」91年4月13日号)
入籍の翌月、こう明かしていた小林だが、
「子供が都内の名門小学校に通っていた頃から、多忙な田邊社長はほとんど家に帰ってこなくなり、すれ違いの生活を送っていました」(芸能プロ幹部)
さらに、11年に夏目三久アナ(32)が日本テレビを退社し、田辺エージェンシーの所属タレントとなったことも、夫婦間の溝を深める要因になったという。
「田邊社長の夏目に対する寵愛ぶりは、業界内外に知れ渡っていました。昨年夏にスポーツ新聞が夏目の『妊娠』を1面で報じた際は、かなりオカンムリでしたからね。かつて夏目と同じく所属タレントだった小林さんが疑いの目を向けるのも無理はありません」(前出・芸能プロ幹部)
そして、ついに夫婦の亀裂を決定づける出来事が起こる。
「田邊社長は昨年、脳梗塞を発症。幸い、後遺症もなく、仕事は従来どおり続けていますが、人生を見つめ直すきっかけになったようです。小林さんとの間に生まれた息子さんも大手広告代理店に就職し、結婚もしたことで『息子は1人で生きていける。もうオレは好きなことをやっていく』と宣言し、小林さんと完全別居に踏み切ったんです」(前出・芸能プロ幹部)
一方の小林も、同時期に25年ぶりとなる芸能活動を再開。女性誌「クウネル」(16年9月号)の表紙を飾り、変わらぬ美貌を見せつけ、人生の再スタートに向けて動きだした。