アリスは1月21日から公開される映画「新宿スワンII」(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)で、ヒロインの嬢役を熱演。同作品での演技を秋本氏は絶賛する。
「大きな瞳とぷっくりした唇という、ハッキリした顔だちに派手な化粧が似合って、嬢役がハマッていましたね。人気映画のシリーズ第2弾のヒロインで、第1弾のヒロイン・沢尻エリカ様に続くポストですから、その期待度の高さもうかがえる。ドレス姿でナマ脚と胸の谷間も見せつけていましたし、これをきっかけに、こっちの路線のオファーは増えるでしょうし、濡れ場への挑戦もありそうですね。少女の印象が強いすずより、アリスのほうが幅広い役を務められると思います」
善は急げとばかりに、1月14日から公演が始まった、アリスの初舞台「世界」(シアターコクーン)では、なんとデリヘル嬢役に挑戦した。
舞台が始まるや、彼女に恋してしまい、プレイせずに料金だけ支払う常連客宅にアリスは呼ばれていた。
「プレイしなくていいの? 簡単にフェラチオくらいしとく?」
物語の全編にわたって「プレイ」や「本番」といった淫語をちゅうちょなく口にする。常連客にまた指名され、部屋に行くと彼の友人まで現れたからビックリ、という場面ではこうだ。
「何、これ? 3Pなの?」
しかもVネックの胸元は大きく開き、レースの青いブラひもがチラチラ。ファンを前のめりにさせる、欲情艶技全開なのだった。
演技と恋では、すずに先行されているようだが、男を骨抜きにする艶技ではアリスに分がありそうだ。
こうしたイメージの定着は、同じ事務所に所属する姉妹ならではの住み分けだと、三杉氏が解説する。
「13年にアリスは、下着ブランドのイメージキャラクターに就任しています。その際の記者会見では、谷間まる見えの白い小花がちりばめられたピンクのブラジャーにミニスカ姿で登場しました。天真爛漫で清純な妹と、セクシー路線をいとわない姉として、両方のよさを生かそうという、事務所の戦略でしょうね」
目下、少女時代の妹もやがて「女」に成長する。互いが20代半ばを過ぎた頃が、美人姉妹のターニングポイントとなりそうだ。
「最近、以前にも増して顔が似てきたんですが、テレビを見ていたすずが『こんな収録したっけ? と思ったら、お姉ちゃんだった』と、姉と自分を勘違いしたエピソードを話していたことがある。ただでさえ意識させられるばかりの姉妹だが、アリスはアリスで、インタビュー取材を受ける際、現場にいない妹のことを必ず聞かれ、最近は嫌気が差して『(すずを)意識していません』と即答し、ピリピリしています。すずがもう少し大人になった頃に『亀裂が生じそうだ』とこぼす関係者もいるほどです」(スタイリスト)
昨年、アリスが主演した映画「L~エル~」(東宝)では、妹の彼氏と報じられた成田と共演している。しかも、心を通わせ合う役だった。顔も酷似した美人姉を前にして、奔放な俳優が本性をあらわにすればドロドロした展開も想像できるが‥‥。
「撮影が始まる前に、すずから紹介されていたようで、アリスは成田と現場で和気あいあいだったそうです。姉妹の好きな異性のタイプは、アリスが『かわいい系』で、すずは『不思議系』なので、間違いがないんじゃないでしょうか(笑)。今も実母を含めた3人で暮らしていますし、周囲の心配をよそに、姉妹はとても仲がいいです」(前出・スタイリスト)
姉妹仲よく、公私にわたって少し大人びた話題を提供してほしいものだ。