木村拓哉主演の医療ドラマ「A LIFE~愛しき人~」(TBS系)の第5話が2月12日に放送され、前回から1.6%アップの視聴率13.9%をマーク。前週の低迷に歯止めをかける形となった。だが、その回復に貢献したのはドラマの内容ではなく、18:30から放送された人気特番の“女版SASUKE”だったというのである。テレビ誌のライターが指摘する。
「今回の『KUNOICHI』ではグラドルの今野杏南や岸明日香、モデルの朝比奈彩や“神スイング”の稲村亜美といったボディ自慢が多数出演。コース序盤のパイプホールドでは彼女たちが太いポールに抱き着き、タンクトップからチラ見えする胸元をアップにするなど、男性視聴者がクギ付けになるアングルを多用していました。ネットではTBSに『グッジョブ!』との賛辞が数多く寄せられ、その視聴者はそのまま惰性で『A LIFE』を観ていたのかもしれません」
日曜日のプライムタイムは20時から「世界の果てまでイッテQ!」、そして21時からは「行列のできる法律相談所」と人気番組が続く日本テレビが最強。そこでTBSでは「A LIFE」(21時~)の前に人気番組をもってきて、チャンネルを替えさせない作戦をとったのかもしれない。テレビ誌のライターが続ける。
「第2話では『クイズ☆スター名鑑SP』、続く第3話では食ネタがメインの『ピラミッド・ダービー』で視聴率を稼ぎましたが、第4話ではネタが尽きたのか『緊急!ニッポンを襲う 世界の超S級危険生物』でお茶を濁す有様。案の定、後続の『A LIFE』はシリーズ最低の12.3%に落ち込んだのです。さすがにこれではマズいと思ったのか、次回の第6話ではまたもや『ピラミッド・ダービー』を投入。もはや日曜夜のTBSは、キムタク中心で編成しているといっても過言ではありません」
異様なまでのキムタク推しには驚くばかりだが、そのおかげで面白い特番がたくさん観られるのであれば、視聴者としては結果オーライなのかもしれない。
(金田麻有)