3月16日放送のラジオ番組「おぎやはぎのメガネびいき」(TBSラジオ)で、お笑いコンビ・おぎやはぎが同日行われた「ゴッドタン マジ歌ライブ2017 マジ武道館」での、劇団ひとりの裏話を紹介した。芸能ライターが振り返る。
「武道館ライブで、ひとりは今年度アカデミー賞最多受賞映画『ラ・ラ・ランド』のパロディVTRを出品。長回しのオープニングシーンを真似するにあたり、道路を貸し切って、居並ぶ車から降りてきて次々ダンスするという映像でした。ところが莫大な費用がかかってしまい、恐縮したひとりはスタッフ、出演者合わせて350人分の弁当を自腹で差し入れたといいます」
おぎやはぎの矢作兼によると、差し入れたのは芸能人に大人気の焼肉屋「叙々苑」のサラダ付き弁当で、100万円はかかっているという。そこで思い出されるのが、数々の高級品の差し入れで「芸能界差し入れ女王」として君臨してきた米倉涼子だ。
「米倉はドラマ撮影現場の士気を高めるため、たびたび自腹で差し入れすることでおなじみです。主演した『ドクターX~外科医・大門未知子~』では、1万2000円もする、銀座千疋屋の木箱入り高級メロン150人分、叙々苑の5000円の焼肉弁当を100人分差し入れたといいますからね。ひとりの自腹額は米倉には負けますが、350人分はダントツの人数。『差し入れキング』の座は決定ですね」(スポーツ紙記者)
なぜこれほど大規模な差し入れをしたのか。それも一切、自分からとアピールもしなかったというのだが…。
「ひとりは中居正広と仲がいい。『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系)のレギュラーになって以来の仲で、1月24日放送では、肺炎で入院した中居の代役でMCを務めました。当日は2本録りで、中居は番組スタッフ、2週分のゲストとその関係者に行き渡る数の『叙々苑』弁当をサラダ付きで差し入れました。中居の細やかな気遣いを目のあたりにして、真似してみたくなったのではないですか。もう一つは『ゴッドタン~The God Tongue 神の舌~』(テレビ東京系)に対する熱い思い。2005年から続くひとりのレギュラー番組で、深夜番組ながらヒット企画も多く、DVDはバカ売れ。番組から派生した企画モノの主演映画はヒットし、イベントチケットは即完売の人気を博しています。ひとりは『ノーギャラでも出たい』と言い切ったほど、思い入れがあるんです。中でも『マジ歌選手権』は今、最も気合の入った企画。芸人のわがままを快く聞いてくれたスタッフへの感謝が弁当ひとつで報われるなら、お安いものと感じたんでしょうね」(テレビ雑誌記者)
はたして、米倉の「巻き返し」はあるか。
(塩勢知央)